満月が八天山から昇ります 立秋を迎えました 時間が合えば、湯治楼の露天風呂から、お月見ができます 山の端にあった満月は、あれよあれよと天高く昇り 二つ岳に沈むまで、それを隔てるものは何もありません 空には満天の星が耀き、私達を宇宙へと、いざなってくれます ホテルの向かいに広がる野原は、昼間は一面、草に覆われているように見えますが 太陽が沈んで、あたりが暗闇に包まれる頃、華やかな花畑に生まれ変わる所 […]
梅雨明けして一週間を過ぎましたが未だに湿気が波佐見を覆い、今年の雨量の多さを物語っています 最近、ようやく夏らしい、からっとした暑さになってきました 田んぼでは、どことなく力が無かった稲が、太陽が照り返すようなってから、しゃん!と力強く立つようになりました 暑さが続く時は、お花にも事欠きますが、近くの野原で採って来た素朴な花と、お客様から頂戴したハランをロビーにいけました ホテルの玄関にある苔玉の […]
小暑が過ぎた頃、雨音に混じってヒグラシの鳴き声を聴きました カナカナカナ・・・ 心に染み入る鳴き声が聞こえる時、波佐見に住む幸せを感じます 平和な時代に感じる、かつてない不自由さから逃れるように 人々は動き始めています 自粛という名のもと、家の中で3か月間、じっとして暮らしていましたが 世界各地で、「もう耐えられない!」とばかりに人々は、先ずは近場からそろりそろりと 外に出始めました ブリスヴ […]
風薫る季節・・・ 波佐見では、レモンの花が咲き始めました レモンの花との出会いは、母がどこからか手折って来た枝が始まりです 花の名もわかりませんでしたが、初めて見る、紫色をした蕾の美しさに魅せられました それが咲くと、甘美な香りが部屋の中を満たします 何の花かもわからないまま過ごしていると、近くに、この花が咲く木を発見!! 秋になると、レモンの実がなり、この花の正体が分かった次第 いつも、ブリスヴ […]
2020年5月3日 波佐見では、久しぶりに恵みの雨が降りました 場所によっては記録的な雨量になったところもありました 雨露をしのげる所がある事に感謝・・ 緊急事態宣言下であっても、社会基盤の維持に携わっていらっしゃるお仕事のお客様もおられ、ホテルは今まで以上に感染防止に気を配りながら、ご宿泊の用意をしています お客様への直接のお声掛けさえ控えざるおえない日常で、おもてなしの気持ちをおつたえするのは […]
ブリスヴィラのスタッフから、タケノコを頂きました 自分の山で採れたものを、皮をむいてアク抜きされたタケノコは、食べるばかり「どうぞ私を新鮮なうちに食べて下さい!」と、声が聞こえてきそうな美しさ・・タケノコさんのご期待に添うべく、持ち帰ってすぐに料理 薄めに切り、醤油にちょっと浸して、菜種油で焼くこと数分香ばしく焼きあがったタケノコを染付の皿に移して、柚子こしょうを添えました淡白なタケノコの食感に、 […]
時は二十四節気の清明万物に清新の気がみなぎり、初夏へと向かう頃ですが、波佐見では桜が満開になっていました夜桜の思い出に浸りながら、床につこうとしたその時キョッ キョケキョ! 近くにいるのか、はっきりと聞こえます キョッ キョケキョ!え!まさかホトトギス!? 眠気は一気に吹き飛び、暦の本で調べてみることに・・ 夏の到来を告げる鳥ですが、4月には鳴く事もあるようで、間違いありません突然の夜の来訪者に心 […]
温泉帰りに、川沿いの桜並木を歩きました湯上りの汗ばむ顔に、冷たい夜風が心地よいこと・・ ブリスヴィラ波佐見からほんの数分、橋を渡ると闇夜に照らし出された満開の桜が川沿いに続きます ここで夜桜を見に行くのは、初めての事 暗闇で浮かび上がる満開の桜は薄墨色の妖艶な雰囲気を醸し出します 歌舞伎の演目「関扉」(せきのと)には、土地に伝わる桜の老木から、桜の精が現れる場面があります薄墨色の裾引きの衣装に、枝 […]
ブリスヴィラから見渡せる景色の中に、満開の桜が見えるようになりました 毎年の事ながら、満開になった白っぽい木々の多さに、日本は桜の国なのだと、改めて思いますダークな山々の中でほんのり浮かび上がる桜の木の、なんと奥ゆかしい事かと感じます 東京の桜が一足先に満開になり、波佐見の桜はそれを追いかける形になりました 今年は、桜の季節に合わせて行われる催しも軒並みキャンセルとなり桜もこの静けさに「何事か!? […]
春風が、空気のよどみを流し、波佐見には、見通しの良い景色が広がります 昨年暮れから始まったコロナウイルスの影響で、滞っていた世の中の動きですが春の勢いには逆らえないように、ハウステンボスで、屋外のチューリップの公開が3月16日から始まりました少しづつ、お客様が戻っていらしたような気がします 「季節の移り変わりを、五感で楽しむ」という謳い文句で、風車の景色を背景に、色とりどりのチューリップが春の訪れ […]