ブリスヴィラ歳時記

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ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 波佐見の夜桜 -

  • 2020.04.07

温泉帰りに、川沿いの桜並木を歩きました湯上りの汗ばむ顔に、冷たい夜風が心地よいこと・・ ブリスヴィラ波佐見からほんの数分、橋を渡ると闇夜に照らし出された満開の桜が川沿いに続きます ここで夜桜を見に行くのは、初めての事 暗闇で浮かび上がる満開の桜は薄墨色の妖艶な雰囲気を醸し出します 歌舞伎の演目「関扉」(せきのと)には、土地に伝わる桜の老木から、桜の精が現れる場面があります薄墨色の裾引きの衣装に、枝 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 桜サク -

  • 2020.04.03

ブリスヴィラから見渡せる景色の中に、満開の桜が見えるようになりました 毎年の事ながら、満開になった白っぽい木々の多さに、日本は桜の国なのだと、改めて思いますダークな山々の中でほんのり浮かび上がる桜の木の、なんと奥ゆかしい事かと感じます 東京の桜が一足先に満開になり、波佐見の桜はそれを追いかける形になりました 今年は、桜の季節に合わせて行われる催しも軒並みキャンセルとなり桜もこの静けさに「何事か!? […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - ハウステンボス チューリップ祭り -

  • 2020.03.24

春風が、空気のよどみを流し、波佐見には、見通しの良い景色が広がります 昨年暮れから始まったコロナウイルスの影響で、滞っていた世の中の動きですが春の勢いには逆らえないように、ハウステンボスで、屋外のチューリップの公開が3月16日から始まりました少しづつ、お客様が戻っていらしたような気がします 「季節の移り変わりを、五感で楽しむ」という謳い文句で、風車の景色を背景に、色とりどりのチューリップが春の訪れ […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - お彼岸 -

  • 2020.03.14

朝、何気なく手に取ったCDは、フォーレのレクイエムでした 幾多のレイクエムがある中で、これは、明るく優しい合唱曲でもある事からBGMとしても用いられます フォーレがこれを作曲したきっかけは、母親が亡くなった時、この世を去る魂が、天使に優しく導かれてほしい・・・という気持があったと聞いたことがあります 今日は3月11日 東日本大震災から9年目を迎えます 波佐見でも午後2時46分に、町内にサイレンが鳴 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 静かな春 -

  • 2020.03.09

人の住む世がどんなになろうが、自然は「われ関せず」と、歩みを止める事はありませんただ黙々と、本能のままに花を咲かせます 波佐見の自然は、冷たい風を受けながら、春の陽ざしの中で、変化を遂げています梅が散り、コブシが咲き、沈丁花が赤い花をつけますブリスヴィラのロビーには、誰かが生けた花を見て、町内のどこかに咲く花の姿を見る事ができます 萌えいづる頃、さて今日は、お客様をどれを着てお迎えしようかと手に取 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 波佐見焼に春を盛る -

  • 2020.02.25

「今日、ブロッコリーば沢山もらったとさ!お母さんと食べんね!」 波佐見の人は温かい・・自分は必要が無くても、人のことが先に立って、色々と世話をやいてくれる・・ 届けて頂いた採れたてのブロッコリー新鮮な芽は、短時間茹でるだけで、すぐに柔らかく鮮やかな緑色に変身します年老いた母には、有難いお野菜です さて、これに何を合わせようか・・と考えた時、春の朝食を思い浮かべて決めたのは、フレンチトースト! 卵、 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 令和二年の春 -

  • 2020.02.21

波佐見に春が来ました 今年は暖冬で、雪を見ないうちに、真っ青な空を背景に紅白の梅や桃が満開になりました 空の色が違う頬をなでる風が違う光が違う・・・ 陰から陽への移り変わりに、全身の細胞が敏感になり、春を感じています と、ここまで書いたところで、この冬、初雪のお天気となりましたいやはや、名残の雪ですが、春先の雪は消えるのも早いです・・ 家の外では、今年もスズメが巣作りを始め、子育ての準備が始まりま […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 令和二年の年明け -

  • 2020.01.10

今年は令和に入って、初めての年明けです 昨年はブログ ブリスヴィラ波佐見歳時記におつきあい頂き、ありがとうございました本年もよろしくお願い申し上げます 波佐見では、正月三が日、穏やかなお天気が続き、これが令和という時代の象徴となりますように・・と祈ったものでした 年の暮れから嬉しかったのは、温泉仲間が自分の畑て育てたお野菜を届けてくれたこと!大根。人参、白菜、ねぎ、 今年はお節をどうしようかと考え […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - KANZA 冬至の景色 -

  • 2019.12.24

中庭のツバキ太郎冠者が一輪、花を付けました ほんの背丈ほどであったその木は、今は見上げるほどの高さに成長五年という月日の流れを物語っています 年の暮れを前に、波佐見の町は植木の剪定が進み、場が整っていきます 葉を落としたモミジの下で、ドウダンつつじが色づき今年、この紅葉を楽しめることに感謝・・・   きのうは冬至でした陰が極まり、今日から陽に転じていきます 今日は、利左エ門さんの陰陽の茶碗で、お客 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - ローマ教皇 長崎ご訪問 -

  • 2019.11.26

11月24日 ローマ教皇が長崎をご訪問になりました 長崎は朝から時折、雷鳴もとどろく本降りの雨でしたが午後、松山競技場で行われた礼拝の時には、雨傘が日傘に代わるほどの陽が射しました 波佐見は、長崎の県北にあり佐賀県と思われている方もいらっしゃるぐらい、佐賀との県境に位置します KANZAには、波佐見の利左エ門さんが、広島の利休の弟子であった上田宗箇が所有していたといわれるものを模してつくられた、ク […]

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