ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 静かな春 -

  • 2020.03.09

人の住む世がどんなになろうが、自然は「われ関せず」と、歩みを止める事はありませんただ黙々と、本能のままに花を咲かせます 波佐見の自然は、冷たい風を受けながら、春の陽ざしの中で、変化を遂げています梅が散り、コブシが咲き、沈丁花が赤い花をつけますブリスヴィラのロビーには、誰かが生けた花を見て、町内のどこかに咲く花の姿を見る事ができます 萌えいづる頃、さて今日は、お客様をどれを着てお迎えしようかと手に取 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 波佐見焼に春を盛る -

  • 2020.02.25

「今日、ブロッコリーば沢山もらったとさ!お母さんと食べんね!」 波佐見の人は温かい・・自分は必要が無くても、人のことが先に立って、色々と世話をやいてくれる・・ 届けて頂いた採れたてのブロッコリー新鮮な芽は、短時間茹でるだけで、すぐに柔らかく鮮やかな緑色に変身します年老いた母には、有難いお野菜です さて、これに何を合わせようか・・と考えた時、春の朝食を思い浮かべて決めたのは、フレンチトースト! 卵、 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 令和二年の春 -

  • 2020.02.21

波佐見に春が来ました 今年は暖冬で、雪を見ないうちに、真っ青な空を背景に紅白の梅や桃が満開になりました 空の色が違う頬をなでる風が違う光が違う・・・ 陰から陽への移り変わりに、全身の細胞が敏感になり、春を感じています と、ここまで書いたところで、この冬、初雪のお天気となりましたいやはや、名残の雪ですが、春先の雪は消えるのも早いです・・ 家の外では、今年もスズメが巣作りを始め、子育ての準備が始まりま […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 令和二年の年明け -

  • 2020.01.10

今年は令和に入って、初めての年明けです 昨年はブログ ブリスヴィラ波佐見歳時記におつきあい頂き、ありがとうございました本年もよろしくお願い申し上げます 波佐見では、正月三が日、穏やかなお天気が続き、これが令和という時代の象徴となりますように・・と祈ったものでした 年の暮れから嬉しかったのは、温泉仲間が自分の畑て育てたお野菜を届けてくれたこと!大根。人参、白菜、ねぎ、 今年はお節をどうしようかと考え […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - KANZA 冬至の景色 -

  • 2019.12.24

中庭のツバキ太郎冠者が一輪、花を付けました ほんの背丈ほどであったその木は、今は見上げるほどの高さに成長五年という月日の流れを物語っています 年の暮れを前に、波佐見の町は植木の剪定が進み、場が整っていきます 葉を落としたモミジの下で、ドウダンつつじが色づき今年、この紅葉を楽しめることに感謝・・・   きのうは冬至でした陰が極まり、今日から陽に転じていきます 今日は、利左エ門さんの陰陽の茶碗で、お客 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - ローマ教皇 長崎ご訪問 -

  • 2019.11.26

11月24日 ローマ教皇が長崎をご訪問になりました 長崎は朝から時折、雷鳴もとどろく本降りの雨でしたが午後、松山競技場で行われた礼拝の時には、雨傘が日傘に代わるほどの陽が射しました 波佐見は、長崎の県北にあり佐賀県と思われている方もいらっしゃるぐらい、佐賀との県境に位置します KANZAには、波佐見の利左エ門さんが、広島の利休の弟子であった上田宗箇が所有していたといわれるものを模してつくられた、ク […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見で食す - 農業祭 -

  • 2019.11.25

いつも、遠くから見ているライスセンターで11月17日の日曜日に、農業祭がありました この催しは、去年から始まったそうで、炎祭りと一緒になった秋の催事の一つです 朝9時始まりですが、湯治楼でお会いする方は「欲しいものが売り切れるから、8時半に行くとよ!」との力の入れよう・・ 私も休みだったので、出かけることにしました 車を持たない人間としては、歩いていける場所での催事は有難い事 重くなるであろう荷物 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 畳替え -

  • 2019.11.19

隣の庭に植えてある柚子が色づきましたのっぽな木に、今年は沢山、実をつけています その鮮やかな若々しい黄色に、目が引き寄せられます 炉開きは、柚子が色づく頃・・ KANZAでは、今年、炉開きに合わせて、畳替えをしました波佐見の福田さんに、お願いをした畳は職人技が光る、きりっとした仕上がり イグサの香りがKANZAを満たし、ヘリは、藍で何回も染め上げた、黒と見まがうばかりの深い藍色の綿・・・ この季節 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 晩秋 一人で過ごす時間 -

  • 2019.10.29

秋のお菓子が届きました 大きな粒の栗が入った、栗羊羹です 波佐見を暫く離れる前日、一人の時間を、頂いたお菓子を味わいながら、自分の為にお茶を点てて過ごします この秋は、色々ありました・・おめでたい事、大きな災害・・狭い日本で目まぐるしく起こる様々な出来事に心を寄せながら、目の前にある菓子を、感謝しながら頂きます・・ 何気なく頂くお茶のひと時の、なんと有り難く、貴重な時間である事か、考えさせられた秋 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見で食す - 芋の美味しい季節 -

  • 2019.10.24

湯治楼で、美味しいもの自慢が始まります 天候不順で、農作業がままならないこと、野菜の収穫が、例年通りにはいかないこと・・日々、自然と対峙する農家の方は、自然の移り変わりに、より敏感です それでも、豊作のものもあり、「美味しかとよ~」と、ご自慢のお野菜は赤い里いも! 「美味しそうですね!」わいわい話が盛り上がると、翌日には、採れたての野菜が届くのが嬉しい事! 小さな赤い里芋に混じり、、大きな親芋は、 […]

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