ブリスヴィラ歳時記 ブリスヴィラを支えるモノたち バイク

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ブリスヴィラの入口を入って、部屋に向かうとき、真正面で皆様をお迎えするのは美しい竹を背景に飾られた、船橋社長のコレクションのバイクです。

先日、イタリア製のDUCATIからHONDAの400FOURに代わりました。
ブリスヴィラに「なくてはならないものになりつつあるモノ」と表現した方が的確かもしれません。

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ブリスヴィラに飾られたバイクを見ると、バイカーの方々は、この世からバイクが無くなったら、どれだけ慟哭するのだろうと考えさせられます。
その根拠はこの美しさ・・30年もの間、粉塵をあげて乗り続けてきたバイクがこんなにも美しく輝いていられるのは、バイクに対する愛情以外の何物でもないと感じるからです。それは、好き嫌いを超越した「究極の愛のカタチ」とも言えるでしょう。

正直、自分は運転免許も持ちませんし、一生、公共交通機関でも全く構わない人間です。
この世からバイクが消えたとしても「あ、そうですか」と一言で終えられます。
しかしながら理屈を超えた「愛」の形は、こんな人間の心をも揺さぶります。
最初に陳列されたDUCATIは、イタリア製だからこんなに大事にされているのだと思いましたが、HONDAの美しさを見た時には、社長のバイクへの思いの深さが半端ではないことに感じ入りました・・

車、バイク、この手の話題が出た時には、さっぱりついていけません。
でも、それを語る人々の目の輝き、バイクに魅入る人の目の輝きが好きです。
ブリスヴィラでも、バイクの写真を撮る人、熱く語る人・・現実を忘れて夢の世界へ誘われるように、バイクの前で楽しそうにしてらっしゃるのを何度も見かけることができます。

「好きなもの」「美しいもの」を語るとき、人は何と純粋な好い顔をしていることでしょう・・

座り心地の良い椅子を置く予定だった場所が、バイクの鎮座する場に代わったのは、社長の最愛の妻である、副社長の後押しがあった事は、社内でも意外と知られていない事実です。

ブリスヴィラには、茶室ギャラリーKANZAがあり、バイクがある・・
一見、どういうつながりで!?と思わせるこの組み合わせは、目に見えない思い入れの深さでつながっているということに気づく為にはその場で感じて頂くのが一番かと・・

ブリスヴィラで、お待ち申し上げております・・

2015.7.3 ロビーマネージャー 中西 智子