ブリスヴィラ歳時記 ホテルを支える仲間たち ーヒヨドリー

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田植えが終わった田んぼは、まるで鏡のように周囲の景色を映し出します。
梅雨も後半に差し掛かると、稲が育ち、鏡が緑に覆われるようになってきました。

ブリスヴィラは、多くのお客様にお泊りいただいています。
その目的は様々で、お仕事、温泉、観光・・・日々声をお寄せ頂きながら、今日に至ります。ここに子育てでお泊りになるお客様が新たに増えました。
しかも、お部屋は自分で作って、食事も自分で調達されるという、世話いらずのお客様です。

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ヒヨドリの巣をこんなにも間近に見たのは初めてでした。自然が溢れるこの波佐見にありながら、あえてブリスヴィラを選んだのは、きっと本能的に安全に子育てができる場所と判断してのことでしょう。
木造建築の建物が、森を思わせる雰囲気を醸し出していたのでしょうか・・・
人一倍警戒心が強い野生の鳥の筈ですが、ガラス越しにじっと見つめても、ヒナを温める親鳥は、微動だにしません。

客室の渡り廊下の外にあたるその場所は、外の仕事にいらした作業員の方から教えられるまで、誰も気づきませんでした。
ヒヨドリが巣を作っているのは、金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)という珍しい竹で、茶室の横にも植樹してあります。この竹を吹き抜ける風が好きで、時折窓を開けては、深呼吸をしています。野生の鳥が、巣を作るぐらいですから、この竹がある所は気の流れが良いようです。

IMG_8625_R.JPG美しい竹の葉の間に見え隠れするヒヨドリのヒナの成長をみるのが、スタッフの日々のささやかな楽しみでしたが、皆の祈りが届いて、巣立ちの日を迎えたようです。
実にあっけなく、巣だっていきました・・

ブリスヴィラで生まれたヒヨドリさん、波佐見の郷で、無事成長が遂げられますように・・・

今のスタッフの願いです・・・

2015.7.7 ロビーマネージャー 中西 智子