波佐見で食す - 普段に使う よそ行き顔のお皿 -

波佐見で食す - 普段に使う よそ行き顔のお皿 -

先日の九州北部の豪雨では、波佐見町でもかなりの雨が降りました
今回の雨で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます

波佐見でも、朝から耳が張り裂けそうな落雷があった日もあり、相当な雨が降ったので、
気の抜けない日々が続きました

そんな中、雨の合間を縫って、庭仕事をしています
ヤマボウシの丸い葉っぱが、毎日、地面に散らばります
せっせと落ち葉を掃いていると、飛び石に何かがとまりました

トンボです

写真を撮るのに、じっとしているのは、この暑さのせいでしょうか

長雨のせいで、畑仕事もままならないという話が、温泉でも聞こえてきます
とはいえ、心配をよそに、お腹はすきます

さて、今日は何を食べようかしら・・と思って取り出した波佐見焼は
濃紺の四角いお皿
永泉窯の十草彫シリーズの一枚です

ちょっとよそ行き顔をしたお皿は、いつもと同じものを盛り付けるにしても気取って見えるから、不思議です
冷蔵庫には、残りものですが、よく冷えたフルーツがあります
先ずはオレンジを盛り付けていると、お皿がキャンバスのような感じがして、、続いてゴールデンキーウイを盛ってみました
ちょっと赤みが欲しいと思い、良く熟れた真っ赤なベビートマトを置き、シソの細切りをトッピング
濃紺が、どの食材も引き立ててくれます!

ムラのない釉のかかり方、浅い立ち上がり、きちっとしたいい仕事だと感じさせてくれるのが、波佐見焼
食事の準備ができて、「今、この時」は、食べる事に集中したいもの

普段の生活ができるひとときに、感謝して過ごす日々です

 

2023.7.19 KANZAアドバイザー 中西 智子

 

永泉窯(えいせんがま)
Website:https://www.hasami-eisen.com/
Instagram:https://www.instagram.com/happyhasami/