波佐見で食す - 夏野菜の酒の肴が揃った朝ごはん -

波佐見で食す - 夏野菜の酒の肴が揃った朝ごはん -

梅雨も末期

大雨が心配される中、二十四節気の小暑を迎え、気持ちは夏へと向かいます
そういえば、梅雨の晴れ間に、セミの鳴き声も聞こえてきました

田んぼでは、育った稲が水を覆い隠すようになり
赤い実をつけ始めたツバキの木は、まるでツリーのようです

アジサイに追いつけとばかりに、今はグラジオラスやダリアが館内を彩っています

知り合いが、梅雨の晴れ間に、畑から採れたての夏野菜を届けてくれました!
きゅうり、茄子、ピーマン・・・
届くときには、いっぺんにあちこちから届くもの
冷蔵庫がいっぱいになり、せっせと料理をします

夏の料理の美味しさの決め手は、何と言っても薬味だと思っています
生姜のすりおろし、ミョウガやネギの小口切り、シソの千切り
これらを小さな器に入れておき、トッピングすると、料理されたものは、夏の味覚となります

焼きナス、
芋の茎を、こんにゃく、かまぼこ、人参、干しシイタケと一緒に、酒、しょうゆ、みりんで煮込んだもの、
きゅうりは薄切りをシソと塩もみにしたものを冷やしておき、その時の気分で、薬味を選んでは、しょうゆやポン酢、あるいは薬味の味だけで頂いています

定番の卵焼と納豆、煮干し、ぬか漬けも、薬味で夏の味に変身!です
そして、汗をかく季節は、波佐見のお母さんが漬けた梅干しが欠かせません

作ったお総菜を添えた朝ごはんは、まるで、酒の肴の小鉢が並んだようになりました
こんなふうにこまごました料理を盛り付ける器は、波佐見焼の得意とするところ
充実した食事は、波佐見焼の器と波佐見産の野菜から・・
夏バテ解消を、今から始めます

 

2023.7.12 KANZAアドバイザー 中西 智子