波佐見で食す - 2023 鬼火焚きの味 -

波佐見で食す - 2023 鬼火焚きの味 -

ブリスヴィラ波佐見の周辺は、ウオーキングやジョギングを楽しめる場所が多くあります

私もその恵みにあやかる一人でしたが
コロナが流行り出してからというもの、その習慣が途絶えがちでした

今年は、制限のないお正月という言葉に、身も心も解放されたせいでしょうか
久しぶりにウォーキングをする気分になりました

お天気は日本晴れ

風もなく、心地よい陽射しを浴びながら、農道を歩いて行きます
すると見えてきたのは、田んぼに建てられた竹の櫓(やぐら)

鬼火焚きです

そこに人々が集まり始めています

聞けば、間もなくご神事が始まるとの事
せっかくなので、火が放たれるのを見届けようと思い、しばしそこにとどまる事にしました

櫓の前に祭壇が設けられ、宮司様がうやうやしくご神事を始められる傍らで
子供たちが元気よく走り回っています

やがて、櫓に火が放たれると、バチバチと、大きな音を立てながら、炎は勢いよく天に向かって昇っていきます

それを見届けてウォーキングに戻り、歩き始めると、正面から歩いて来るのは温泉の友

「ほら!帰る前に豚汁ば食べていかんね!」と、腕を引っ張られ、戻る事に

鬼火焚きの脇の道に駐車した軽トラックの荷台には、大きな鍋が乗せられていました

豚汁がつがれて、手渡されると
続いて、おにぎりと漬物、〆のお汁粉まで!

いや~そこまでして頂くと、断る理由なんてありません

婦人会の方々の手作り豚汁を食べながら見える鬼火は
竹の穂が倒れ、大きなたき火のような景色になりました

炎を見ながら、心の中のわだかまりも、火の中へ・・・

すると豚汁は一層、美味しくなるような気がしました

鬼火焚きの味をかみしめながら
心もスッキリ

おかげさまで・・・感謝

2023.1.18 KANZAアドバイザー 中西 智子

2016年1月7日の鬼火焚きの様子が当ホテルFacebookでご覧いただけます。
この頃は夜に実施していたのですね。
>> 2016.1.7 鬼火焚き(ホテルブリスヴィラ波佐見Facebookより)