波佐見で食す - 2023 鬼火焚きの味 -
- 2023.01.19
- ブリスヴィラ歳時記
ブリスヴィラ波佐見の周辺は、ウオーキングやジョギングを楽しめる場所が多くあります
私もその恵みにあやかる一人でしたが
コロナが流行り出してからというもの、その習慣が途絶えがちでした
今年は、制限のないお正月という言葉に、身も心も解放されたせいでしょうか
久しぶりにウォーキングをする気分になりました
お天気は日本晴れ
風もなく、心地よい陽射しを浴びながら、農道を歩いて行きます
すると見えてきたのは、田んぼに建てられた竹の櫓(やぐら)
鬼火焚きです
そこに人々が集まり始めています
聞けば、間もなくご神事が始まるとの事
せっかくなので、火が放たれるのを見届けようと思い、しばしそこにとどまる事にしました
櫓の前に祭壇が設けられ、宮司様がうやうやしくご神事を始められる傍らで
子供たちが元気よく走り回っています
やがて、櫓に火が放たれると、バチバチと、大きな音を立てながら、炎は勢いよく天に向かって昇っていきます
それを見届けてウォーキングに戻り、歩き始めると、正面から歩いて来るのは温泉の友
「ほら!帰る前に豚汁ば食べていかんね!」と、腕を引っ張られ、戻る事に
鬼火焚きの脇の道に駐車した軽トラックの荷台には、大きな鍋が乗せられていました
豚汁がつがれて、手渡されると
続いて、おにぎりと漬物、〆のお汁粉まで!
いや~そこまでして頂くと、断る理由なんてありません
婦人会の方々の手作り豚汁を食べながら見える鬼火は
竹の穂が倒れ、大きなたき火のような景色になりました
炎を見ながら、心の中のわだかまりも、火の中へ・・・
すると豚汁は一層、美味しくなるような気がしました
鬼火焚きの味をかみしめながら
心もスッキリ
おかげさまで・・・感謝
2023.1.18 KANZAアドバイザー 中西 智子
2016年1月7日の鬼火焚きの様子が当ホテルFacebookでご覧いただけます。
この頃は夜に実施していたのですね。
>> 2016.1.7 鬼火焚き(ホテルブリスヴィラ波佐見Facebookより)
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