ブリスヴィラ歳時記　―宇宙スケールの水神宮―

７月３日、ブリスヴィラの氏神様である水神宮で、中田恭子画伯の天井画奉納式典が行われました。

水神宮一帯は、奉納の幟が翻り、静かな賑わいに包まれたのは言うまでもありません。
式典前日には、ブリスヴィラにも遠方からみえたお客様にお泊り頂きました。

まだ梅雨が明けきらないこの季節、かろうじて雨も降らずに式典の日を迎え、 朝からご神事、午後には氏子さんをはじめとするお祝いの芸が披露されました。

仕事の合間を縫ってブリスヴィラの仲間と水神宮に着いたのは、ソプラノ歌手である 竹林さんが選曲にあたってのエピソードを語っておられる時でした。
「ここは神社ですが、中田先生の優しい画には、この歌が相応しいと思いました・・」と仰って歌いはじめられたアベ・マリア
お酒も入って、宴もたけなわの頃でしたが、境内は静寂に包まれ、皆さん、聴き入っていらっしゃいました・・

宴が終わったのは、２時半ごろ・・

ご招待客の皆様が荷物を取りに、ホテルに戻られた直後、突然、地面を叩きつけるような大雨に見舞われ、皆びっくり！
宴が終わるのを見届けて、龍神様が降らせた雨のようにも感じられ・・

ソプラノ歌手の竹林さんがホテルにお戻りになられたのも、この頃でした。
美しい歌声を聴かせて頂いた事に御礼申し上げると
「神社でアベ・マリアはどうかと思いましたが、宇宙視点で見たら、一つだろうと思いまして・・」

波佐見の小さな水神宮は、宇宙スケールの神社です・・

2016.7.5　ロビーマネージャー　中西　智子