Bliss Villa 波佐見 紀行 皐月 その2 中尾山にて

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 くらわん館を後にした時には、雨も上がっていました。次いで向かった先は中尾山の交流館。
窯元が集まる中尾山の坂を上り切った所に位置しており、今回は、二回目の訪問です。靴を脱いで二階に上がりあれこれ見ていると、Bliss Villa 波佐見のお部屋に置くのに相応しい白いカップを見つけました。お茶でもビールでもコーヒーでもいけそうな、白い細長いカップです。

お道具は、その目的に応じた物をそれぞれに用意するのが理想ではありますが、諸々の目的を叶えてくれそうな器を探しておりました。
それを購入して試し使いをすることに・・・

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雨上がりの中尾山の景色を見に、ベランダに出てみました。
ほんの半月前まで、桜陶祭、陶器市と行事が続き、多くの人で賑わったこの辺りは、すっかり静けさを取り戻し、この静けさがここの日常でもあります。
左右を山に囲まれて、眼下には、なだらかな斜面に窯元が続きます。
左の山は眉の形を思わせるなだらかな山、そこに二筋のまっすぐな雲がなびき、右に目をやると高い山がそびえ、その麓には世界最大の登り窯と言われる大新登窯跡(おおしんのぼりかまあと)。
全長170m、39の釜室を備えた窯跡は、実際目にしてみると相当な長さです。下から始まった窯は、上へ上へと作られていったのでしょうか・・

雨に洗い流された新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込んでみます・・美味しい・・

20140512-4.jpg風になびく木々のざわめきは、昔聞いていた「風の音」
関東の乾風に慣れて久しいので、湿り気を帯びた木々や葉がざわめく音を聞いた時に、これこそが、ここの風の音だと、育った時代を懐かしく思い出しました。

桜と菜の花で埋め尽くされていた川沿いは、すっかり葉桜の景色に変わりました。
華やかさはなくなりましたが、水と緑の景色には、つい時間が経つのも忘れてしまいます。
水辺の葉は、潤いがあって良いものです・・

ここにいると、森羅万象に神を感じた先人の気持ちが、わかるような気がします。
只々、ありがたい・・・今日も一日、感謝で締めくくりです。

2014.5.12 ロビーマネージャー 中西