2016夏 ~冷汁ストーリー その12~ お披露目間近(1)
- 2016.08.28
さて、ブリスヴィラ特製冷汁をお客様にお出しする日も間近になり、九州教具幹部の方々への試食会が開かれることになりました。 冷汁を受け持つレストランの担当者も決まり、その人たちを中心に準備とサービスをしてもらいます。この日は、社長と副社長も急きょ参加されることになりましたが、レストランの、ゆるい雰囲気は変わらず、「え?まだ時間あるたい」というお母さんに「早く準備をして下さい!」と急き立てる始末。案の定 […]
さて、ブリスヴィラ特製冷汁をお客様にお出しする日も間近になり、九州教具幹部の方々への試食会が開かれることになりました。 冷汁を受け持つレストランの担当者も決まり、その人たちを中心に準備とサービスをしてもらいます。この日は、社長と副社長も急きょ参加されることになりましたが、レストランの、ゆるい雰囲気は変わらず、「え?まだ時間あるたい」というお母さんに「早く準備をして下さい!」と急き立てる始末。案の定 […]
冷汁サービスのカタチができて、レストランに漂う、ゆる~い雰囲気・・ 「お母さん達、まだ、ブリスヴィラの冷汁の味はできてないですからッ!」 とまあ、この冷汁をお客様に召し上がっていただくための、最後の難関である幹部会議でのプレゼン試食会を目指して、試作が始まりました。 一回目 うすっ!だしが薄くて・・いりこの分量の見直しです。二回目 からっ!味噌が濃くて・・喉が渇く事・・窯たき最中だったら、汗も沢山 […]
「ブリスヴィラでの冷汁は、しっとりと静かにホテルで召し上がるお食事スタイル、『外には出たくない』というお客様の気持ちに沿うような提供スタイルで始めてみてもいいのではないでしょうか・・」 冷汁の提案者、副社長からのアドバイスでした。 四季舎さんで、波佐見本場の冷汁を味合わせて頂き、色んな知恵を授かり、冷汁そのものの目標はできました。さて、これをどう、ブリスヴィラ風にアレンジしていくかに焦点は移ってい […]
「中西さん、中尾山交流館に冷汁椀を見に行きますから、この日、空けておいて下さいね」 と、佐土原女史から連絡があったのは、四季舎での試食会があって翌週の事。 「はい!」と返事をし、心の内で「喜んで!」とつぶやきました。 波佐見にいながら、なかなか波佐見焼を見に行くことができないのは 車を持たないことが理由の一つにあります。 私は車の免許を持ちません。 波佐見に来た当初、仲間からは、「そんな、冗談でし […]
カナカナカナ・・ 雨が降りしきる中尾山に、ヒグラシの鳴き声が響き渡ります。 一匹で鳴くヒグラシの鳴き声には、何とも切なく感じさせるものがありますが、中尾山にあっては、大合唱! 「夏はこれからよ!」と言わんばかりの勢いで鳴いていました。 席に着くと、速やかに出された冷汁定食 「わ~」と歓声が出たのは、美味しそうな冷汁が盛られた、オシャレな波佐見焼の冷汁椀にも感動しての事。割と大ぶりにできた冷汁椀は、 […]
四季舎に再度予約を入れたのは、翌週の月曜日、6月27日でした。 雨は降り続くものの、冷汁は、夏メニューとして出すものなので、悠長な事は言っていられません。この試食を終えた後は、自分たちの冷汁づくり、食器選び、ホームページ掲載の写真撮り、社内での試食会、冷汁提供日の決定、告知・・やるべきことは目白押しです。 この日も朝からすごい雨でしたが、もう後がないからと、予定強行です。 レストランのお母さん方に […]
四季舎に予約を入れたのは6月に入ってからの事でした。 試食会のメンバーは、レストランのお母さん方4名と佐土原女史、そして私の6名。 今年の梅雨の雨量は半端じゃなかったのは、まだ記憶に新しいところです。 予約を入れた6月22日、この日の雨は、とりわけすごい雨で、波佐見町内全域に、避難勧告が出たほどでした。 水かさを増した川の流れの勢いが雨量の多さを物語ます(清旬の郷横の橋の上より) 茶室KANZAの […]
波佐見冷汁という目標ができたものの、どこで、誰に聞けばいいのかわからなくて、 「どこか窯元に教わりに行こうか・・」との話題になるものの、仕事中お邪魔するのも気が引けて、話が進まないでおりました。 目指すは、波佐見冷汁標準の味! 目標を掲げながら、もやもやしていた頃、珍しく観光協会の山下さんとミーティングで同席することがありました。ふと閃いて、冷汁の事を相談すると 「冷汁、作っている人、紹介できます […]
ある時 「波佐見の冷汁は、ストーリーがあって、良いと思うんですけど・・」 という、副社長のつぶやきが聞こえてきました。 ん?波佐見の冷汁ストーリー? 灯台下暗しとは、当にこのこと・・ 波佐見の窯元では、いつの頃からか、暑くて食が細る頃、窯焚き職人さんが食べていたそうで、冷汁椀の歴史も長いそうで・・ え~!そうだったんだあ!・・何もわざわざ宮崎からレトルト冷汁を取り寄せることもなかったんじゃない・・ […]
レストランのお母さん達にわかってもらう為には、先ずは自分たちで作ってみなくては! という思いに駆られたのは、必然のことでした。 レトルト冷汁を試食した翌日、思い立って自宅で夕食として、冷汁を作り始めました。 いりこのだしは、いつも味噌汁で作っている通り・・ きゅうりは、パリパリ感がほしいから、気持ち厚めに切り 胡麻は煎りゴマでも、荒擦りにするか、より細かく擦るか、両方試して 味噌を香ばしくするため […]