ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう -秋の彩・鬼木の棚田まつり-
- 2016.10.11
棚田まつりが終わり、鬼木では、静けさが戻った棚田を、案山子達が見守っています。 彼岸が過ぎると、彼岸花は、今年の役目が終わったとばかりに、花を落とし、今は風にそよぐ黄金色の稲が、少しづつ刈り取られています。 賑やかな鬼木棚田まつりの光景は、力作ぞろいの案山子を中心に、今年も各局のニュースをにぎわせました。年々、人出も増え、世相を表す案山子達も、毎年レベルアップしていると、もっぱらの評判です。私は流 […]
四季折々の波佐見の風景をお届けします。
棚田まつりが終わり、鬼木では、静けさが戻った棚田を、案山子達が見守っています。 彼岸が過ぎると、彼岸花は、今年の役目が終わったとばかりに、花を落とし、今は風にそよぐ黄金色の稲が、少しづつ刈り取られています。 賑やかな鬼木棚田まつりの光景は、力作ぞろいの案山子を中心に、今年も各局のニュースをにぎわせました。年々、人出も増え、世相を表す案山子達も、毎年レベルアップしていると、もっぱらの評判です。私は流 […]
静かな里山での生活は、自然とかかわる日常が、どのようなものか、教えてくれます・・・ 鳥のさえずりも然り・・ 初春は、ウグイスの鳴き声で、新年を迎え桜の頃には、小鳥のさえずりは、恋の季節を思い起こさせる賑やかさ・・それが、盛夏になると、小鳥らしき鳴き声がパッタリ途絶え、秋の声を聴く頃には、カラスの鳴き声が、里山に響き渡ります童謡「七つの子」は、秋を背景に作られていることを、今更ながら、実感できました […]
「波佐見の夏祭りは、夏の終わりやっけん」と言い切る波佐見の人々の潔さ・・そこには、夏への憐憫めいたものは何もなく、実りの季節を迎える喜びすら感じます。 夏祭りは、地元婦人会の、のんのこ節で幕が開きます。 菅笠をかぶり、揃いの浴衣を着て、手に持った波佐見焼の皿で、カチカチと拍子をとります。きちんと揃った振りが美しく、粛々と歩みを進め、夏祭りの幕開けに相応しい光景でした。 今年は、お天気に気をもみまし […]
冷汁の試作が始まった時、副社長から言われました。「記録をとっておいて下さいね。これはまさしくブランディングということだと思いますから・・」 「ブランディング」という言葉が、とても印象に残りました。 思えばブリスヴィラ波佐見は、構想段階から多くの困難にあいながら、 経営者トップの信念によって完成をみました。ブリスヴィラは今、新しいカタチとして、沢山の人々にご利用頂いています。 サービスが決まって、内 […]
初のお客様 プレゼン試食会では、幹部の方々のコメントを参考に、サービスの改善を図り、 お客様にお披露目する当日を迎えました。 冷汁サービス初日、ご予約はなかったものの、 当日チェックインされたお客様からのお申し込みがありました。 そのお客様は、「会社の後輩からここのホテルを薦められて、初めて来ました」 と、仰る、長崎出身の関東在住の方でした。フロントに立てられたチラシをご覧になり、気軽にお決めにな […]
プレゼンの試食会は、メインの冷汁に入りました。 仕事の合間とはいえ、腹が満たされると、強面の幹部の方々も顔がほころび、 どことなく心が寛ぐ様子が垣間見えます。 美味しい冷汁の定食もさることながら、温かみのあるもてなしに、ホッとされているご様子。 お替わりを伺うと、社長が 「僕はあんまり食べないようにしているけど、これは、お替わりが欲しくなるね!」と、冷汁碗を差し出されました。 ごはんも味噌汁も、日 […]
さて、ブリスヴィラ特製冷汁をお客様にお出しする日も間近になり、九州教具幹部の方々への試食会が開かれることになりました。 冷汁を受け持つレストランの担当者も決まり、その人たちを中心に準備とサービスをしてもらいます。この日は、社長と副社長も急きょ参加されることになりましたが、レストランの、ゆるい雰囲気は変わらず、「え?まだ時間あるたい」というお母さんに「早く準備をして下さい!」と急き立てる始末。案の定 […]
冷汁サービスのカタチができて、レストランに漂う、ゆる~い雰囲気・・ 「お母さん達、まだ、ブリスヴィラの冷汁の味はできてないですからッ!」 とまあ、この冷汁をお客様に召し上がっていただくための、最後の難関である幹部会議でのプレゼン試食会を目指して、試作が始まりました。 一回目 うすっ!だしが薄くて・・いりこの分量の見直しです。二回目 からっ!味噌が濃くて・・喉が渇く事・・窯たき最中だったら、汗も沢山 […]
「ブリスヴィラでの冷汁は、しっとりと静かにホテルで召し上がるお食事スタイル、『外には出たくない』というお客様の気持ちに沿うような提供スタイルで始めてみてもいいのではないでしょうか・・」 冷汁の提案者、副社長からのアドバイスでした。 四季舎さんで、波佐見本場の冷汁を味合わせて頂き、色んな知恵を授かり、冷汁そのものの目標はできました。さて、これをどう、ブリスヴィラ風にアレンジしていくかに焦点は移ってい […]
「中西さん、中尾山交流館に冷汁椀を見に行きますから、この日、空けておいて下さいね」 と、佐土原女史から連絡があったのは、四季舎での試食会があって翌週の事。 「はい!」と返事をし、心の内で「喜んで!」とつぶやきました。 波佐見にいながら、なかなか波佐見焼を見に行くことができないのは 車を持たないことが理由の一つにあります。 私は車の免許を持ちません。 波佐見に来た当初、仲間からは、「そんな、冗談でし […]