2021年

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ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 野分 大いなるもの -

  • 2021.09.22

迷走した台風が、波佐見を通過していきました 予想を覆す動きに、人々が翻弄されます 昔、日本では台風の事を、「野分(のわけ)」と呼んでいました その言葉から想像する景色は、いつもより強い風が、野を分けて吹いていく様・・ そこには、恐れや警戒心よりも、いつもと違う自然の様子に 人々の好奇心を刺激する自然現象の一つとして、先人は捉えていたように感じられます 台風は、英語のtypoonに漢字を当てて、台風 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見で食す - 秋の味覚・栗 -

  • 2021.09.16

[栗がなったよ!食べんね~」 届いたのは剥き栗 嬉しさのあまり、お礼の声もついつい大きくなりがちで 近所に響いてしまったかと、後で恥ずかしくなったり・・ 旬の初物は、時間がある時に、ゆっくり味わって頂きたいもの 今回は、休みの朝、栗ごはんにして、ど~んと、どんぶりで頂きます! 味付けは塩だけ 栗ご飯の炊きあがりに併せて、付け合わせのお惣菜を用意します こういうのは、タイミングが大切 炊き立ての湯気 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 秋の声 -

  • 2021.09.10

季節の移り変わりと共に、自然から聞こえてくる音も変わっていきます 日もとっぷり暮れて、辺りが暗闇に包まれる頃、ブリスヴィラで出迎えてくれるのは コオロギや鈴虫たち リーンリーンと響く恋の誘いに、他の虫の音が幾重にも重なり 一日の疲れを癒してくれます いつの間にか、カエルの鳴き声が聞こえなくなりました 夜、気温が下がり、稲が実るにつれ、田んぼが乾いて来るのもその理由の一つかもしれません 歳時記にある […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 九月に始める我が家のSDGs -

  • 2021.09.03

  月日の流れの早いこと・・ 九月に入ってすぐの頃、近所を散歩すると、秋晴れの空に花々が映え、葉が色づき始めた樹もあったり 波佐見焼の生地の天日干しをする生地屋さんもみかけました 手帳を繰りながら、来年の手帳の事を考え始めたりしています   九月の異名は長月 長月の由来は夜長月(よながつき)の略という説が最も有力であるとのこと 確かに、陽が沈むのも早くなり、これからお月見が楽しみな季節です   今 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 2021年 波佐見の秋 -

  • 2021.08.25

長雨の後、大地が冷やされたのか、酷暑に戻る間もなく、秋の気配がしてきます 二十四節気の処暑は、暑さが収まる頃とされますが、今年は処暑を待たずに、暑さが収まっていました 振り返れば、トンボが飛び始めたのも早かった今年、早い秋の訪れの予兆がありました ウォーキングロードでは、色づいた葉が目につきます 今日、昼間に見られた入道雲は、日暮れ時、西風に吹かれて、天高くたなびいていきました とはいえ、雑草のし […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 長雨の中のお盆 -

  • 2021.08.16

「お盆に雨が降るなんて・・」 酷暑が一転し、秋雨前線が延びる、お盆となりました 東京オリンピックも無事終わり、日常が戻る中で いつもと違う日本の様子に、ご先祖様も驚いていることでしょう 例年、熱中症に備えるお墓参りですが、今年はお線香が灯る間もないように雨が降ります 日本の夏は、手を合わせる日が続きます 原爆の日、終戦の日、お盆・・ それに加えて、いつもと違う自然の様子に、おてんと様に手を合わせる […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 東京オリンピック -

  • 2021.07.26

東京オリンピック開会式の日、一枚の写真が届きました 真っ青な空を飛んでいくブルーインパルス 「ああ、本当にオリンピックが始まるのだ・・」と実感した時でした 直前まで、本当に始まるのだろうか・・と、気をもんだものですが 天皇陛下の開会宣言にご覚悟が感じられ、身の引き締まる思いがしました 夏休みに入って間もないその日、ブリスヴィラには沢山のお客様にお越しいただきました 茶室KANZAにも、次々とお客様 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - ご縁ある人の旅立ち -

  • 2021.07.15

梅雨明けの頃 ご縁ある方が、郷里へ旅立って行かれました 素泊まり宿に、半年にわたりご滞在され、ご近所づきあいをさせて頂いた方でした ブリヴィラには、時々ランドリーをご利用に見え、KANZAにお茶をお誘いしたのが、おつきあいの始まりでした コロナ禍で、身動きもままならず、じっと過ごす日々・・ でも、来るべきご縁はやってくるものだと実感したものでした 旅立たれる朝 「道具はしまい込んでコーヒーも淹れら […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 七月の朝 -

  • 2021.07.07

七月 空梅雨の波佐見に、雨の恵みがありました 洗われた山の茂みから聞こえてくるホトトギスの鳴き声 夜に聴くのも良いけれど、朝のホトトギスの鳴き声もまた、健やかでよいこと・・ 里山に響くその声は、まるで自然の中のソロコンサート 太陽が昇るにつれて、セミの鳴き声も加わり、にぎやかさを増していきます そんな時間に、ピンポ~ン!とご来客 ドアを開けると 「おはようございま~す!うちのお野菜食べて!」 元気 […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 梅の季節 -

  • 2021.06.28

水無月祓いに、水神宮を訪れたときの事 お社の片隅の箱に梅が山積みにされ、秤とビニール袋も置かれていました 「梅の木が3本もあって、たくさんなるんです。よろしければ、お好きなだけお持ちください」 とのご案内を受け、1キロほど頂いてきました 青梅が熟しはじめ、黄色みを帯びる頃です ちょっと前に、料理本で「梅仕事」という言葉を見つけました 好きになった言葉でした 梅の実は、たいした手入れも要らずに、無農 […]

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