ブリスヴィラ歳時記 ─ 2016 波佐見陶器まつり ─
- 2016.05.24
- ブリスヴィラ歳時記
ゴールデンウィークが明けた波佐見は、麦秋を迎え、静かな日常を取り戻しています。
今となっては、陶器まつりの賑わいは、うたかたの夢のようにも感じられ・・
陶器まつり期間中、波佐見には、1万5千人の町に、29万人もの人々が訪れました。
ホテルブリスヴィラは、波佐見の中でも、陶器まつり会場から車で20分程、大村湾の方面に向かう途中のミナミ田園地区に建っています。会場周辺の賑わいをよそに、静かな時間が流れるところです・・
そんなのどかな場所が、陶器まつり期間中、朝から静かな熱気に包まれました。
レストランは6時30分オープンですが、オープン前からお客様が並び、さながら陶器まつりの人気店の様相!レストランのお母さんたちが、「まだ完全ではありませんが」と、10分繰り上げてオープンすると、すぐに満席近い状態になりました。
休日を過ごしにいらした方々も、この日は普通の休みとは異なります。
お気に入りの器を、お手頃価格で手に入れようとする闘志がみなぎっています・・
レストランのお母さんたちも、目が回る忙しさ!
器好きの人々が集うレストランは、わくわく感溢れる空間となりました。
ご飯をよそうお茶碗をどれにしようかと迷われ、お気に入りの茶器にコーヒーをいれて一服される食後のひととき・・棚に陳列した茶碗の説明を指さしながら、お連れの方とは、何を話されていらっしゃるのか・・・
「陶磁器が大好き!」という人々のエネルギーが、一つになって、高い八角形の天井めがけて渦を巻いているようにも見えました。
夕方、お客様は、嬉しそうに両手いっぱい陶磁器の袋を抱えてお戻りになり、お宝の梱包作業に入られます。
その箱は、新しく手に入れた器にどんな食事を盛ろうかという夢も飛び出る玉手箱!
お気に入りの器で始まる食事は、健やかな明日へと繋がっていきます・・
2016.5.24 ロビーマネージャー 中西 智子
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