Bliss Villa 波佐見 紀行 葉月 その2 この日を待ちわびた人々
- 2014.08.06
- ブリスヴィラ歳時記
ようやく起工式の日を迎えました。
悲願だったこの日、地元や工事関係者50名程の方々にお集まりいただきました。
数週間前には、猛暑に気をもみ、ここ一週間の間には、大雨を心配しました。
しかしながら当日になると雨が上がり、おかげさまで、滞りなく起工式を終える事ができました。
ご参列並びに、ご心配頂きました皆様、本当にありがとうございました。
治水の神である水神宮さまは、今日までに雨で場を清めて下さり、起工式に相応しい場として下さったと、只々ありがたく感じております。
正式な起工式に参列したのは初めてでした。
透かしの紅白の幕が張り巡らされた中に入ると最前方に設置された祭壇で、まず目を引いたのが、砂山でした。
その美しい円錐形に、カヤが紅白の水引で束ねられ、頂上にさしてありました。
美しい・・・
驚いたのは、優に50センチを越えるこの正確な円錐の砂山を、コテで作られたと聞き、またびっくり!これこそ匠の技!よく見ると、祭壇の神域の地面は、やはり、同じ砂で、場を固めてありこれもコテで、整えられたとのこと。
全てがシンプルで美しい・・・
式が始まると、宮司様が場を清め、神様をお招きします。
この場で求められるのは、人々の純粋な感謝と慎ましい気持ち・・
御榊にのせてお供えするのは、それがとても大事な事なのだと感じました・・・
そして、地鎮の儀
「えい!えい!えい!」と肚から出る力強い声と共に、砂山に鍬が入ります。
土地とのご縁は、その地に呼ばれてくるのだと感じています。
Bliss Villa がこの地に招かれ、波佐見の長い歴史の1ページを飾る事になりました。
今日この日を、豊かな物語の始まりとしていきたいと思っております。
2018.8.6 ロビーマネージャー 中西
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