Bliss Villa 波佐見 紀行 文月 その4 仙人の里に住む人々
- 2014.07.24
- ブリスヴィラ歳時記
その風景を目にした時、ここは仙人の里ではないかと思いました。
ここは鬼木の頂上近い、とある茶園のご自宅。
波佐見町役場でお茶のご相談を申し上げたら、こちらを地紹介され、早速に伺うことになりました。
雨が降りしきる中、水車の所で待ち合わせをし、車で誘導して頂きながら、急な坂をぐんぐん上ること!
先日訪れた棚田を見下ろしたところも、あっという間に眼下になり、運転している支配人は、「帰れるかなあ・・」とぼやくほど・・
到着して、座敷に通して頂き、目にしたのがこの風景でした。
縁先に生えるハランと真直ぐそびえる木立、そしてその合間から見える茶畑・・・
雨がけむる中、美しく列をなす茶畑は、二番茶を摘み取った後で、枝も見え隠れしていました・・
あまりの美しさに、言葉を失いました・・
自分にとっての極楽とは、こういう景色ではないかと・・
心尽くしの冷茶に、身体も心も満たされました
愛情をこめて育てられた茶葉は、心づくしのふるまいで完成する・・
おもてなしの原点を学びました・・・
お話をしながら、茶畑に心を奪われそうになり「いけない、いけない」と我に返る・・
そんな至福のひと時を過ごさせて頂きました・・
お土産に頂いた新茶を味わう時には、心はあの時の縁先の風景へと飛んでいきます。
新茶の香しい緑が、波佐見焼の白磁に美しく映えます・・
「Bliss Villa波佐見」のBlissは、「深い心の喜び」
そういう気持ちを味わっていただけたなら・・とつけられた名前は、
実は、私達スタッフが地元の方々から「深い心の喜び」を頂いている・・
波佐見を訪れる回数を重ねる毎に、感じずにはいられません・・
2014.7.15 ロビーマネージャー 中西
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