ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 鬼火焚き -

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 鬼火焚き -

年明け前から、田んぼの中に聳えたつのは、鬼火焚きの櫓(やぐら)
竹で組んであり、てっぺんの竹の穂が、風になびきます

「いつもは1月7日にするとけど、今年は12日にするとさね。親も子供も忙しくて」

と説明してくれたのは、スーパー松尾のおじさん
町内の行事に大活躍です。

私もしめ飾りと門松を、櫓に持って行きました
ブリスヴィラ近くの協和郷では、一回り小さいPTAの櫓も組まれました

学生さん達が受験を目前に控え、最後の追い込みで忙しいのは、都会だろうが地方だろうが、同じ事

この火で焼いた餅を食べると、一年間、無病息災に過ごせるとのこと
一年の始まりは、いずこも願うことは同じようで・・

波佐見の鬼火焚きは、本来7日の早朝にやるものだったそうです
子供の減少に伴い、それを催す所が減り、時間も人の都合に合わせるようになりました

伝統は、続いてこそのもの
より、柔軟な対応を求められる時代になりました

1月16日、宮中では歌会始があり
これで、宮中のお正月の行事が全て終わったことになります

波佐見では、既に麦の新芽が大地を彩り始め、
自然相手に生活を営む人々の仕事始めは、いつの間にか始まっています

2019.1.17 KANZAアドバイザー 中西 智子

★2016年1月7日の鬼火焚きの様子を、こちらからご覧いただけます★
ホテルブリスヴィラ波佐見 Facebookアルバム 2016.1.7 鬼火焚き