ブリスヴィラ歳時記

1/33ページ

波佐見で食す ー2025 春の気配ー

  • 2025.02.20

二月十八日は二十四節気の雨水でした 晴れた日に差し込む光の明るさが 春に近づきつつあることを感じさせてくれます とはいえ、立春後に訪れた厳しい寒さには、梅も縮み上がるほど・・ 雪もよく降り いつもはお正月が明けると、早咲きの梅を愛でていたものですが 今年は2月半ばにして、この辺りの梅はまだつぼみのままです 今の食の楽しみは、次から次に出てくる柑橘類と春野菜 柑橘で初めて見たのは、レモン色をしたはる […]

波佐見で食す ー2025 小正月ー

  • 2025.01.29

大寒が訪れたばかりというのに、翌日には春の初めを思わせる温かさ 椿を見に行くと、まだつぼみは固く、横では桜の芽が膨らみつつあり これは同時に咲くのではないかと思ったほど 「畑の麦を踏んできました」と仰るのはご近所の方 そういえばこの数日、畑が新芽で色づき始めたように見えたのは、麦の芽だったようです 1月15日は小正月でした 小豆(あずき)の入ったおかゆを食べ、邪気、疫病を祓うという日本古来の厄除け […]

波佐見で食す ー2025 おせちで振り返るお正月ー

  • 2025.01.21

今年の年明けは、穏やかなお天気に恵まれましたが 地震や火災による被災者の方々に、一日も早く平穏な日々が戻ってくることを願いながら過ごすこととなりました お正月は来るまでが慌ただしく、年を越すとあっという間に日常へと戻っていきます 元日の朝 おせちは、ハレの器に盛り付けることから始めました 準備が整うと、先ずはお屠蘇で一献 薬草の香りに包まれて 雑煮の汁を一口 お雑煮は、頂いたお餅を焼いて、鶏肉でと […]

波佐見に住まう ー2024 年の暮れー

  • 2024.12.26

クリスマスが静かに訪れ 年賀状を書き終えて投函すると、年内の大仕事が終わったような気分になります 紅葉は葉を落とし、お正月支度が進みます   朝からシャリシャリと聞こえてくるのは、車のワイパーを動かす音 今朝も霜が降りて、畑が真っ白になり 室温は10度を切る寒さです 部屋を暖めるのにストーブの他、リビングに持ってきた置き炉に茶釜をかけます   お茶の先生のお宅では、玄関に置いて […]

波佐見に住まう ー2024 波佐見の一陽来復ー

  • 2024.12.24

「まだ枯葉の掃除があるとよ・・」 そんなぼやきが聞こえてきたのは12月を半ばも過ぎたころ 12月13日はお正月事始めです いつもはこの時期には木々の葉が落ちて 枯葉の掃除がほぼ終わっているところ、今年は12月半ばを過ぎても晩秋の景色が残ります そして12月21日は、冬至 一陽来復 これから明るい季節に向かって自然が流れていきます 時期が遅れても、美しい景色は美しいもので、KANZAから眺める景色は […]

波佐見で食す ー波佐見産の新玉ねぎー

  • 2024.12.06

今日は小春日和 モミジが色づき、美しい晩秋の景色を見られるようになりました いつまでも温かかったせいか、田んぼは、二番穂で青々としています 最近は寒暖の差が大きく、体調がついていけず、不覚にも風邪をひいてしまいました そんな時、食したのが薬膳鍋 生薬と言われる食材を使って作られただしで、野菜を煮て頂く鍋料理に体が温まること! そのスープが美味しく、ごくごく飲むことをやめられず 塩分のことを気にした […]

波佐見に住まう ー2024年今年の立冬ー

  • 2024.11.25

今年の立冬は11月7日、この日、初めて暖房を入れました その後は、台風が発生し、小春日和とは言い難い、夏の名残を感じる日がありましたが 夏日は悪いことばかりではありません この暑さのせいか、みかんがだいぶ甘くなりました 小ぶりのみかんを買っては器に山もりにして、小腹が空くと皮をむいています 長崎に住んでいて幸せを感じるひとときです 食欲の秋 今年も新米が美味しく 根菜類も手ごろな値段で出回るように […]

波佐見に住まう ー錦に染まる里ー

  • 2024.10.28

十月二十三日は、霜が降り始めるという二十四節気の霜降ですが その日も各地で夏日が観測されています この前は、一日中北風が吹き荒れ、あまりの風の音に眠れない夜がありました 周囲を見渡せば、色づく前の葉が散り始めたり 季節の移り変わりにも戸惑いを覚えることが多くなりました   そうは言いながら、季節は確実に冬に向けて動きつつあります 夕暮れ時の冷たい空気に触れると 冬物をそろそろ準備しようか […]

波佐見で食す - 鬼木の新米のおにぎり -

  • 2024.10.15

十月八日は二十四節気の寒露でした 冷たい露が降り、秋の深まりを感じる頃です 波佐見では翌朝には青空が広がり、北風が吹く中うろこ雲が出ました 今年も鬼木の新米を頂ける幸せに感謝する日々です 新米の炊き立てのご飯を食べた後、温かさが残るご飯でおにぎりを作りました 小さなものを三個 一つ目はカツオ節をまぶします 風呂友から教えてもらったのは、ご飯に醤油を回しかけ、鰹節を中に入れて握ったら美味しいと聞き […]

波佐見に住まう - 心を照らす名月 -

  • 2024.10.04

暑さ寒さも彼岸まで・・とはよく言ったもので いつ終わるとも知れなかった今年の猛暑も、彼岸を境に収束した感があります 最近は、波佐見温泉帰りの夕涼みが心地よいこと・・ 稲穂が頭を垂れ、ススキが穂を出し、彼岸花がいっせいに咲き始め、秋らしい景色を楽しめるようになりました ブリスヴィラの前では、大豆の摘み取りと稲刈りが終わりました 波佐見では、今年も仲秋の名月を見ることがきました まだ、猛暑の只中だった […]

1 33