ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 秋の声 -
- 2021.09.10
- ブリスヴィラ歳時記
季節の移り変わりと共に、自然から聞こえてくる音も変わっていきます
日もとっぷり暮れて、辺りが暗闇に包まれる頃、ブリスヴィラで出迎えてくれるのは
コオロギや鈴虫たち
リーンリーンと響く恋の誘いに、他の虫の音が幾重にも重なり
一日の疲れを癒してくれます
いつの間にか、カエルの鳴き声が聞こえなくなりました
夜、気温が下がり、稲が実るにつれ、田んぼが乾いて来るのもその理由の一つかもしれません
歳時記にある「秋の声」とは、
秋に聞こえてくるすべての音を表します
虫の音、乾き始めた葉が触れ合うカサカサという音、踏みしめる枯葉の音もしかり・・
人の心のありようで、その音は深くもなり、さらっと聞き流したりするものでしょう
夜が明けると、青空には白い雲がぽっかり浮かび、夏と秋の交錯する時間を演出してくれます
今年も黄金色の季節が訪れつつあります
いつもと変わらず巡りくる季節の恵みに感謝をささげ
至福の時間が波佐見に流れます・・
2021.9.10 KANZAアドバイザー 中西 智子
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