ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 朝霧 -
- 2021.03.18
- ブリスヴィラ歳時記
桜開花の便りが、心を明るくしてくれます
お彼岸前の波佐見の午前六時は、まだ夜明け前・・
外は朝霧に包まれていることも多く、ポタポタとしたたるのは、雨どいから落ちる水の音
家のあかりが灯り始める頃、毎朝、東前寺の鐘の音が、ミナミ田園に響き渡ります
それを聞いた小鳥たちが、一斉にさえずり始め、人々に朝が来たことを知らせています
川沿いを歩くと、すぐそばでウグイスが鳴き、それに呼応して、近くの山で、別の鶯が「ホーホケキョ!」
そう、あなた方は、春の主役ですとも!
朝霧は3月頃まで、晴れて暖かかった日の夜、急に冷えて、迎える朝が晴れて風がない時に出ると言われます
朝霧に包まれた町が、ぼんやりと明るくなる時、青い空気に抱かれる感覚を覚えます
青い空気の抱擁で、桜堤ロードがピンクに染まるのは、間もなくのことです・・
2021.3.17 KANZAアドバイザー 中西 智子
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