ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 春 長崎から波佐見へ -

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20180319_3.jpg母が長崎から来ました
春の歳時記を携えて・・

一人暮らしの母は、今年、87になります
毎月、波佐見を訪れていましたが、この冬は白内障の手術もあり、2か月ほど間が空きました

長崎から波佐見への行き方は、実にシンプル

長崎駅から快速シーサイドライナー佐世保行に乗って、1時間10分で川棚駅下車
タクシーに乗り換え、15分で、ホテルブリスヴィラ波佐見に着きます

20180319_1.jpgちょっとした小旅行になると、母は小一時間の電車の旅も楽しんでいる様子
JRの大村線沿線は、今は、菜の花など、野花が咲き誇り、春を満喫できる路線です
これからは、桜も見ごろになります
川棚に近づくにつれ、線路が大村湾に近くなり、穏やな海は、夕日が美しい景色でもあります

「子供じゃあるまいし、一人で行ききるさ!」という、母の自信をよそに、責任感の強いヘルパーさんから
「久しぶりですから、駅まで迎えに来て下さい」と言われ、川棚駅まで迎えに行きました

川棚辺りは、お茶もお野菜も美味しい町
川棚の隣にある、東そのぎ町は、そのぎ茶で有名な所です
去年は、そのぎ茶の玉緑茶が、日本茶アワードで日本一になりました

20180319_2.jpg川棚駅は、駅員さん達が育てている花壇に、いつも花が咲き誇る駅
ハウステンボスまで間近です
母が好きな川棚饅頭を買って、青空に映る山を眺めながら、ホームのベンチで待ちました

母は自分でも、半分ぼけていることを自覚し、今では、私もあれこれ文句をいう事が多いものの、私が
物心ついた時から、暇さえあれば、歳時記を開いていました

今日、日中は汗ばむ陽気に恵まれました。窓を開け放ち、行く雲を眺めては
「全然あきんね~」と、ひとりごとを呟く母・・

午後には、Jアラートの実験放送が流れていましたが
こんなご時世だからこそ、
何気ない日常が有り難く感じられます・・

2018.3.19 KANZAアドバイザー 中西 智子

ホテル ブリスヴィラ 波佐見: 川棚駅到着までの3分間の鉄旅
動画は2015年12月撮影のものです。