ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 春野菜 -
- 2018.03.13
- ブリスヴィラ歳時記
飽食の時代だからこそ、口にするものを選びたい・・
波佐見にはその思いをかなえてくれる春野菜が、旬を迎えています
口に含んだ時の強烈な香りと、一噛みした時の苦味は、
五臓六腑に、春の目覚めを促すかのような味わいがします
この冬は、野菜の高値に泣かされましたが、最近はその価格も落ち着きました
今日、あれこれ買ってきた中で、特に嬉しかったのは
アスパラ菜とシイタケ
アスパラ菜の、濃い緑色に、菜の花のような黄色い小さな花を付け、すっくと店頭に並ぶ立ち姿は、
「私、採れたてよ!」と、声が聞こえてきそうな活きの良さ
肉厚のシイタケは、水をはじく、ちょっと丸まった傘のよう・・
「食育って言うけれど、結局は土づくりらしいですね・・」
と教えて下さったのは、スーパーのお母さん
シイタケはグリルで焼いただけ
味付けが、食べるものの味を補うとすれば、
新鮮な野菜は、味付けなど、何もいらないということで・・
ごちそうさまでした!と、腹の底から喜ぶ声が聞こえました
波佐見の野菜の力強さは、大地の力強さ・・
土が掘り起こされるのも間もなく・・今年の春の息吹が、耕される土の中へと潜り込み、
新たな土づくりが始まります・・
2018.3.12 KANZAアドバイザー 中西 智子
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