ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう 水無月 - 始まりの季節 -

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IMG_20170625_125025.jpgすだれ越しに見える、雨・・

陶器まつり以来、波佐見に戻って来た時には、梅雨の中休みが続いていました
ようやく先週末から、まとまった雨が降り始め、ブリスヴィラの前に広がる田んぼでは、掘り起こされた土が、天からの恵みの雨を存分に吸収しているように見えます・・

川沿いの遊歩道から、目を移せば、湿度を含んだ空気が薄いベールとなって、波佐見を取り囲む山々を覆い、芽吹きの時に見られた多様な若葉の色は、徐々に深い緑へと、統合されていきます・・

晴耕雨読
波佐見に似合うこの言葉は、畑を耕す人々に、雨の日は、仕事を休む理由を与えてくれる有難い言葉・・

強くなったり、弱くなったりする雨音に耳を傾けていると、自然と心が潤い、頭も空っぽになります

普段、賑やかな小鳥たちが静かになるのは、木陰で雨宿りをしているせいでしょうか・・

梅雨を迎えた波佐見は、体を休め、心が休まるところ・・

物事の始まりは、正月、立春・・色々ありますが
田植えは何といっても、ソウルフードの成長の始まり・・

田植えの季節の始まりに、その景色を心待ちにしているのは、私だけではないと思えてきます・・

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2017.6.29 KANZAアドバイザー 中西 智子