ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう その3
- 2015.06.30
- ブリスヴィラ歳時記
早いもので、波佐見に住み始めて半年近くになります。
私生活においては、必要なものが、あるべきところに収まり、日常の生活パターンが整ってきました。
初めて、波佐見でブログを書いています。
創造する生活は、日常の基盤が整ってこそ、成り立つようです。
仕事においては週に一回の休みがありますが、これまでは、もっぱら、日常の生活を整えるのに時間を費やしてきました。必要な道具や、日用雑貨を買い揃えたり・・
学生時代に、親元を離れて自活し始めた頃の事を思い出しました。
めんどくさいような、わくわくするような・・
似たような状況ではありますが、若いころとの違いは、必要最小限のもので暮らしたいと思う心です。プラスティックの引き出しや棚に、空間があればあるほど、嬉しくなる・・何があるか一目でわかる・・波佐見ではそんな生活でありたいと思っています。
テレビもあえて置かず、BGMは、鳥の声と時折通る車の音、今はカエルの合唱が鳥の鳴き声に負けてはいません。ゆっくり通るトラクターの音も、田植えシーズンの波佐見ならではの音です。
蛍も数年ぶりに見ました。ブリスヴィラの側溝のところに2匹・・
世の中が明るくなり過ぎた今、蛍の光はこんなにもはかなげな灯りだったかと感じました。
時折点滅する灯りは、よく目を凝らしておかないと見逃してしまいそうな灯りです。
日本の自然は、繊細ではかないものだと気づかされます・・
ブリスヴィラのお客様の中には、朝から近所をお散歩する方が結構いらっしゃいます。
「学生さんが、みんな挨拶するんですね!びっくりしました!」と仰るお客様も・・
波佐見で喜ばれるおもてなしは、土地で暮らす人々の力が欠かせないようです。
元気いっぱいの人々に、感謝・・・
2015.6.30 ロビーマネージャー 中西 智子
-
前の記事
ブリスヴィラ歳時記 ブリスヴィラを支えるモノたち-波佐見焼の噴水 2015.05.18
-
次の記事
ブリスヴィラ歳時記 ブリスヴィラを支えるモノたち バイク 2015.07.03