Bliss Villa 波佐見紀行 睦月 その3 ブリスヴィラを支えるモノたち;階段
- 2015.01.22
- ブリスヴィラ歳時記
階段には人それぞれ、特別な思い出があるのではないでしょうか・・飴色に光る手すり、踊り場には手すりに取り付けられた円い飾り、更に二階に続く階段・・
波佐見の講堂にも、歴史を刻んだ素敵な階段があります。きっと子供達が、元気よくあの階段を駆け上ったことでしょう・・
ブリスヴィラ波佐見のお仕事の話を頂いたばかりの頃、副社長から「このようなイメージでホテルを建てたいと思っています」と、スクラップノートを見せて頂きました。
ノートには、インテリア雑誌から切り抜かれた素敵な写真が丁寧にまとめられており、その中で一番印象に残ったのが、階段を写したものでした。
厚みのある真っ赤な絨毯が敷かれ、緩やかな角度で踊り場へと繋がり、温かみのある品格を醸し出していました。
ブリスヴィラの中で階段を見つけた時は、童心に帰って特別な場所を見つけたような喜びがありました。
手すりに捉まりながら階段を上ると、目指す踊り場には光が差し込み、今は稲が刈り取られた田んぼの景色が見えます。
それを見ながら上を振り返ると、二階の落ち着いた客室が控え、ブリスヴィラで始まる物語に導かれていくようなワクワク感が・・
段差も浅く作られており、ご年配の方、幼いお子さんにも滞在を楽しんで頂ける場所の一つとなることでしょう・・
階段の手すりは、手に触れる樹の感触を楽しんで頂く場所・・
ご縁あって、ここブリスヴィラで第二の生を手すりとして歩み始めた樹は、一人でも多くの方に触れて頂くのを心待ちにしているようです・・
それが、私のこれからの生き甲斐なのだから・・・と
2015.01.22 ロビーマネージャー中西智子
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