Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その1 手を生かす人々
- 2014.10.03
- ブリスヴィラ歳時記
「ホテル ブリスヴィラ波佐見」が形になってきました・・
骨格が木造で、二階建てのその建物は、自己主張するわけでもなく自然と周囲の景色に溶け込んでいました・・
青いビニールシートに覆われた八角天井の木組みは、この建物の要となるレストラン棟のもので、大工さんの手仕事によるものです。
人との関わりを大事にしたい私たちの思いはこの建物を作るところから始まっています・・
とある画家の方の、「21世紀は『家族』と『手』がテーマになる」という対談の記事を読み心から納得したことがありました・・
手抜きという言葉が、世の中を闊歩し始めて久しいものの手を尽くすことの尊さが見直される時代になると感じています・・
そして、ここ波佐見は当に「手」によって器が生み出されるところ・・
建物の随所に見られる職人の技は、きっと波佐見に相応しい建物になることでしょう
春先、初めて訪れた時の新緑の輝きに溢れた土地は地鎮祭を経て、新しい形へと生まれ変わりつつあります
それは波佐見の大地にしっかりと根を張るカタチに見えました・・
木の柱が支える建物を目にした時、私たちは確かにこの地に受け入れて頂いたのだと実感しました
そしてそれは、とても「有難い事」なのだと・・
更に気合を入れて参ります・・
2014.10.03 ロビーマネージャー 中西
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