Bliss Villa 波佐見 紀行 卯月 建設予定地にて
- 2014.04.24
- ブリスヴィラ歳時記
三回目の現地訪問は、四月も半ばを過ぎた穀雨の頃
波佐見へ向かう車窓からは、青々とした麦畑が見えます。
現地では整地が進み、周囲の景色も整いつつあるような感じでした。
後は、地鎮祭を待つばかり・・・
先月は、田ノ頭の桜に見とれましたが、今月は若草色に染まった周囲の景色に魅せられシャッターを何回も押してしまいました。
「新緑には、花に負けない美しさがある」
勢いがあって、瑞々しい若草色の景色は、人生の青春にも例えられるような気がします。
初夏の陽ざしに照らされながら、日に日に、色濃くなる若草・・・
この色が移り行くのが惜しく、ついつい草の中へと分け入ってしまいます。
若葉の季節に着る着物があります。緑のよろけ縞の着物に、白い塩瀬の帯、そして若草色の帯締めと帯揚げの組み合わせは、お気に入りの色の組み合わせです。
季節が進むにつれて、帯締め帯揚げを緑の濃いものにします。
自然との同化・・この地は、それを存分に楽しませてくれるところでもあります。
整地された土地の真ん中に立つと、道路との隔てになる大きな欅の木が、新芽をたたえて風になびいており、私ならこの木の正面に位置する部屋に泊まりたいなあと、思ってしまいます。
山手の方に見える大きな藤の花が、今、当に満開の時期を迎えていました。
あの藤の花は、何かの木をのっとって栄えているものの、乗っ取られながらも生きている木の逞しさよ!
若草色にどうしてもひいき目ですが、もちろん花々も賑やかに咲いており、蝶も飛び回っています。
都会暮らしが長いと、山野草の花の名前に疎くなりがちです。
かろうじて茶花を意識はするものの、これからは日常に山野草がある生活になるのかと・・・。
アザミに、キンポウゲ、オダマキ、つつじ、たんぽぽ・・幼い頃、シロツメクサで作った首飾りが懐かしく・・間もなく立夏です・・
2014.4.24 ロビーマネージャー 中西
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