Bliss Villa 波佐見 紀行 弥生 その3:西の原地区

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 会社の仲間が連れて行ってくれる先には、何かしら理由があります。
特に説明も受けず、連れて行かれて「わ~」と感嘆しきりとなる、そういう場所が、西の原でした。

 先ず車を停めた所が、昭和2年1937に建てられた建築の旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂の前でした。
レトロな建築物で、山壁に茂る竹林を背景に建つ 姿は、戦前にタイムスリップしたような感覚さえ覚えます。
門柱の上に鎮座したような、大きいまあるい石が印象的です。和洋の要素が取り入れられ、当時、さ ぞかし話題になったことでしょう。
木造洋館としては、九州最大規模を誇ると言われています。地面に這いつくばるようにして咲くタンポポが、愛らしい事でし た。

20140318-3-2.jpg 道路を渡った向かいには、西の原工房があります。ここは以前、約1500坪の敷地に及ぶ波佐見焼の製作所が あったところです。
その建物を利用して現在は、おしゃれな店が立ち並びます。その一角に建つお宅は、まだそこで生活を営んでらっしゃいます。遮るものもな いので、思わず風情ある立派なお庭に見とれてしまいます。つつじが咲く頃には、さぞかし、庭も華やぐ事でしょう。

丁度、定休日だったので、お茶はできませんでしたが、モンネ・ルギ・ムックは、多彩なメニューで人気のあるカフェレストランだそうです。

南創庫は、若者の購買欲を刺激しそうな、モダンでシンプルなデザインの器があります。格子の窓辺に飾られた草花が可愛くて、そんな生活に似合う器です。吹き抜けになった二階には自由に使えるテーブルとイスがあり、家族連れには嬉しい心遣いでした。

HANAわくすいは、雑貨のセレクトショップを思わせるお店です。選び抜かれたお道具の一つ一つが大事に陳列された空間は、まるで美術館のようでもあり、その感性はニューヨークのSOHOに通じる所があるようにも感じられました。

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モンネ・ポルトは、入り口の赤い「monne porte」と書かれた看板の前に下がる裸電球と、その下に、赤い金魚が泳ぐ水槽が気に入りました。若々しい独 創的な陶芸作品やアクセサリーが売られ「おもしろ~い」と思わせてくれます。こんな遊び心が、豊かさをもたらしてくれそうな気がします。

「洗練」とは、自然豊かな土地の恵みを受けてこそ生まれるものだと感じました・・・

2014.3.18 ロビーマネージャー 中西