波佐見に住まう - 桜のなかりせば -

波佐見に住まう - 桜のなかりせば -

桜吹雪が舞うようになりました

去り行く桜の季節が名残惜しく、毎日のように、桜を見にウォーキングに出ています

世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし (西 行)

桜の咲き始めの頃から、この歌が心にしみたものでした

満開になるまで、いつ満開になるかと気になる
満開になると、散るのが気になる
散り始めると いつまで桜がもつのかと気になる・・・

ほんとに桜が咲く頃は、気持ちが落ち着きません
桜がこの世になかったなら、どれだけ心が落ち着くことでしょう・・
でも、桜がこの世になかったら、どれだけ味気ない世の中になっていることでしょう・・・

波佐見のウォーキングロード添いには、今、麦畑が広がります
その青々とした畑に、花吹雪が舞うさまは、
すくすくと育つ麦を、桜が祝福しているかのように見えます

おかげさまで今年も、多くの人々が波佐見の桜を楽しまれました

感謝・・

初夏を思わせるの光の下、山々には新緑が芽吹き、つつじも咲き始めています・・

2023.4.5 KANZAアドバイザー 中西 智子