ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 梅雨寒の頃 -
- 2019.07.16
- ブリスヴィラ歳時記
久しぶりに戻るブリスヴィラ周辺の景色は、田んぼの水鏡が、青々と育った稲で覆われていました
迎えてくれたのは、耳に届くヒグラシの鳴き声・・
今年はまだ、賑やかなミンミンゼミの鳴き声も聞いていないのに、
ヒグラシの鳴き声で迎えられるとは、思いもよらず、梅雨寒のお天気に、夏を飛び越えて
いきなり、秋の訪れかと思ったほど・・
ヒグラシといえば、以前、雨が降りしきる中、中尾山で聴いたヒグラシの大合唱を思い出します
今回も梅雨の真っ只中、耳にした鳴き声でした
ヒグラシは、未明や薄暮の、微妙な光に反応し、鳴き始めるとの事・・
カナカナカナ・・・と鳴くその鳴き声は、どことなく切なさを感じさせ
情緒豊かな日本人の心に、沁み入ります・・
KANZAの水屋から見える夏椿は、花の季節を終え、
今は、葉を色濃く変えながら、次の花の季節に向けて変身中・・
そう、植物は振り返る事を知りません・・
ただひたすら、まっすぐ前を向いて進むだけ・・
圓窓から見える景色を眺めながら、感じた事でした・・
2019.7.16 KANZAアドバイザー 中西 智子
-
前の記事
ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 波佐見の怖いところ その2 - 2019.06.22
-
次の記事
ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 水無月祓い - 2019.07.17