ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 春の色 -
- 2019.02.14
- ブリスヴィラ歳時記
カーテンを開けると、二つ岳を駆け上がるのは春霞・・
霞か雲か・・立春が過ぎた今、あれは確かに春霞なのだ・・と、しばし、その霞が立ち上る様に見とれていました
雨も上がったところで、外に出たくなり、折り畳み傘を持って、散歩に出てみました
湿潤な冷たい空気を思いっきり吸い込み、それを通り抜けて来る光に、春の明るさを感じ取ります
西から青空が出て来て、やっぱり傘は必要なかったか・・と、いらぬ荷物にちょっと後悔
ホテルブリスヴィラの周りには、借景が沢山あります
それは、ブリスヴィラに彩を添え、今の波佐見の季節を静かに教えてくれます
建物の裏手にある梅と桃は、桃色のグラデーションをなし、今が満開
ホテルの外壁の色を背景に、花の色が映えるのは、地元に馴染んでいるようで嬉しい景色です
深紅の帯締めと帯揚げを、もう少しの間と思って絞めていましたが、
外の景色に押されるように、桃色に替えました
北の厳冬のニュースをよそに、この辺りは暖冬の様相が濃く、
今年の中尾山の桜陶祭は、例年より繰り上がって、3月30日と31日を予定しています
そこもここも、春本番の支度中です
2019.2.14 KANZAアドバイザー 中西 智子
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