ブリスヴィラ歳時記 波佐見で食す - 冬瓜の魅力 -
- 2018.10.19
- ブリスヴィラ歳時記
冬瓜と言えば、その透明感から、夏場に供される、濃いだしをきかせた、ヒンヤリとした煮物を思い出しますが
今、その冬瓜がよく出回っています
先日、冬瓜の煮物をごちそうになる機会がありました
鶏団子と干しシイタケを一緒に煮込んで、たっぷりの熱いだし汁で煮含ませた冬瓜は
口に含ませると、アツアツで、とろけるような食感・・
冬瓜自体は、淡白な味わいゆえに、奥ゆかしい食材という感じがします
だから、いかようにも味つけられるものですが
薄い味つけの時、その滋味と柔らかさが際立ち、人の心を包み込むような優しさが感じられるのは、私だけでしょうか・・
それは、この年齢だからこそわかる味とでも言えるかもしれません
ごちそうになった帰り、その冬瓜の煮物をお土産に持たせて下さいました
歯の悪い母には、冬瓜の薄味が心に沁みるようで
とても喜んだものでした
翌朝、鶏肉でダシをとったスープに、玉ねぎと人参のみじん切りを少し加えて
冬瓜を厚切りにして入れ、10分ほど煮込むと
美味しい冬瓜スープの出来上がり!
味付けは、みじん切りのショウガと一つまみの塩だけ
翌々日は、ベーコンのスープ
ショウガをちょっときかせて、味付けはベーコンの塩味で十分でした
冬瓜は、ナトリウムを排出するので、高血圧気味の方にも良いようです
お値段も安くて、庶民の味方!
なぜ、今までもっと食べなかったんだろう・・・と悔やまれる事しきり
冬瓜料理は、私のこの秋の課題です
2018.10.19 KANZAアドバイザー 中西 智子
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