ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 春の兆し -
- 2018.02.19
- ブリスヴィラ歳時記
世界中が、オリンピックの感動に酔いしれる中、波佐見にも、春の足音が少しずつ近づいてきています
立春が過ぎ、この一週間の天気の変化の目まぐるしさは、2月の天気の変化が凝縮してやってきたような感じでした
吹雪いて 雪が積もり、朝日に照らされあっという間に溶けたかと思いきや、暖かい雨が降り、朝霧に覆われ、霜が降りる朝も・・
麦が一気に芽吹き、新緑の美しさが、波佐見の大地を覆い始めています
良い麦を育てる為に、出た麦の芽を踏み固めるローラーが動き始めました
踏みつぶされる程に、麦は逞しく成長していきます
農作業が始まる頃、鳥たちも軽やかに空を飛び回ります
その美しい歌声は、恋の季節の始まりを告げているかのような・・
ブリスヴィラの噴水には、そんな鳥達が、水浴びにやって来るようになりました
満開になった椿には、メジロが蜜をついばみに来ています
自然の営みの美しさを、堪能でき、それを身近に感じられるのが、波佐見の真骨頂とも言えます
何かと話題を振りまく今回のオリンピック・・、
表彰台に立つことができる選手は、技の素晴らしさもさることながら、鍛え抜かれた心の強さを表彰されているように思えてなりません
踏みつけられれば、踏みつけられるほど逞しく育つ麦・・
押しつぶされても、すっくと頭をもたげる麦の成長を見ていると、自ずと生き方も変わりそうな気がします
麦の新緑の大地を背景にした桜並木の蕾も膨らみ始め、春の兆し溢れる波佐見は、散策が楽しい季節を迎えています・・
2018.2.19 KANZAアドバイザー 中西 智子
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