ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう 文月 -静寂のとき-
- 2017.07.14
- ブリスヴィラ歳時記
梅雨明け間近の頃、
部屋を吹き抜ける風に身を委ねれば、もっと解放されたい気分になり、散歩に出ました
ほぼ田植えが終わり、今は、しっかり稲の根が張るのを待つばかり・・
大豆も順調に成長しています
小鳥のさえずりに負けじとばかり、セミの合唱が朝から始まりますが、夕暮れ時には、カナカナカナ・・と、ヒグラシが鳴き、哀愁が漂います
鳥のさえずりは、どんな都会でも聞こえますが、やはり、里山に良く似合います・・
パリでは、一人で静寂を確保する為、カプセルに入り、外界の音を遮断する場所があるのだとか・・
人間の脳は、静寂の中で盛んに活動する部分があって、閃きや、良いアイディアを産むのだそうです
「ここは、ほんとに静かやね・・」
母が、波佐見でつぶやく独り言
波佐見は、自然の音を背景に、時折、人の営みを感じられる・・
そんな静寂さの中で人々を、自然な形で、智慧の宝庫へと導きます
そういう意味でも、波佐見は恵み多き場所といえるでしょう・・
2017.7.14 KANZAアドバイザー 中西 智子
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