ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう -秋の彩 秋陶めぐり-

NO IMAGE

IMG_5134.JPG中尾山の秋陶めぐりのチラシを横目で見つつ、今年も見送りか・・と思っていたら、ブレイクが「ホテルの車で、一緒に行きますよ!」と誘ってくれました。
ブレイクは、10月半ばから、ブリスヴィラのKANZAを一緒に担当する事になったアメリカ人です。

やった!とばかりに仕事を午前中できっちり終わらせ、いざ中尾山へ!
ブリスヴィラにも、中尾山を目指すお客様にお泊り頂いておりました。
桜陶祭にも行った事がない私ですが、話は色々聞いておりました。
秋は春に比べて落ち着いているとか、ゆっくり見ることができるとか・・
今年の秋は雨が多く、週間天気予報もコロコロ変わってどうなることかと気をもみましたが、秋陶めぐり期間中は、秋らしい爽やかなお天気に恵まれました。

中尾山の窯元は、いつもそこにあるのですが、このような催しの良さというのは、開放感に溢れ、敷居の高さを感じさせない所です。
気持ち良い秋晴れの下、ガーデンチェアとテーブルが似合う窯元のお店が並びます。
ゆっくりしたいのは山々ですが、陶器見たさに、気が急いて、じっとしてられないこの性分・・
支配人と競争するかのように、あちこちの窯元の器を見て回ります。

DSC_0375_R.JPG DSC_0383_R.JPG DSC_0385_R.JPG

ゴールデンウィークの陶器まつりの良さは、窯元が一堂に会して一度に見ることができる手軽さ。
この中尾山の秋陶めぐりの素晴らしさは、それぞれの窯元オリジナルの香りがする中、自然を堪能しながら、その地の歴史を感じ、「今」を楽しめる奥深さ・・
美しい色に溢れた器の、心躍るディスプレイを先人が見たならば、腰を抜かすでしょうか、それとも感激のあまり涙を流すでしょうか・・
そんな先人の存在を思い起こさせてくれるのが、こういう伝統の地ならではの催しだと思えるのです・・

2016.11.2 ロビーマネージャー 中西 智子