ブリスヴィラ歳時記 ―実りの季節―
- 2015.09.28
- ブリスヴィラ歳時記
季節の変化というものは、言葉がなくても肌で感じられるのが波佐見の生活です。
四季折々の変化を、文字でつづる・・そんな憧れの生活を想像して、波佐見に来ました。
日々、季節が移り替わる様を、その時その時書き留めるはずでしたが、気が付けば実りの時を迎え、秋の大型連休も終わり、今日に至っております。
その「今日」とは、田んぼでは稲が頭を垂れる頃、秋風が心地よく、今年の中秋の名月を迎える、鬼木の棚田まつりを終えた頃です。
鬼木の棚田まつりは、お客様からその混み具合を伝え聞いておりました。
私も去年、訪れましたが、今も脳裏に浮かぶのは、あぜ道に咲く真っ赤な彼岸花と、世相を反映した力作ぞろいの案山子たち・・のどかさに加えて、波佐見ならではのエネルギッシュで想像力溢れる棚田の姿でした。
茶室KANZAでは、お客様の波佐見での体験話を沢山伺うことができます。
今年、棚田まつりを終えて伺った話の中でも印象的だったのは、
「役場のお客様の受け入れ態勢が、みごとでした!」とのご感想でした。「細かいところまで行き届いている・・こんな小さな町なのに・・公務員の息子に視察に来るように言っておきます!」とのこと。その感想を残されたのは、桜が大好きとおっしゃる帽子が良くお似合いの素敵な女性でしたが、第一線でご活躍のご婦人だったに違いありません・・
お客様は良くご覧になって感じてらっしゃいます。
去年に比べると、波佐見に越してきてからの方が、外に出る機会が圧倒的に減りましたが、お客様の言葉を通じて波佐見の空気を感じている日々です。
目の前の田んぼが日に日に黄金色に輝きを増す時、お客様との出会いもまた、輝きに満ちた日々となりそうな、そんな予感を感じさせてくれるブリスヴィラの景色です・・・・
2015.9.28 ロビーマネージャー 中西 智子
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