Bliss Villa 波佐見紀行 師走 その1 円い人々
- 2014.12.04
- ブリスヴィラ歳時記
師匠も走るほど忙しい月、師走
着工後、月日は流れ、いつしか年末を迎えました。
ひと月ぶりのブリスヴィラの工事現場
夢が形になりつつあるホテルを、どきどきわくわくしながら訪れました。
ヘルメットをお借りして中へ入ります。
図面で想像しながら描いていた建物が目の前に現れ、中へと導かれます。
アプローチからロビーに入り、ここにフロントができて、その前が茶室ギャラリー・・
その中に見つけた円い窓・・
そもそも茶室ギャラリーは、売店として確保された場所を別の用途として使うことになり、その中から生まれたアイディアでした。
茶室ができるにあたって、唯一の希望が、この「円相の窓」でした。
茶釜の湯が沸く音を聞きながら、目に入るのは、自然を切り取った円い景色・・
現場の前の事務所では毎週一回、工程会議が開かれます。
今週は、ブリスヴィラを囲む緑地について、話し合われました。
円い窓から見える景色も然り
それは、これから生まれる、まだ誰も知りえない世界・・
さて、どのような円い景色ができるのでしょうか・・
見学を終えて、事務所に戻る時、学校帰りの自転車に乗った高校生が 「こんにちは!」 と、大きな声で挨拶をしてくれました。
私達も、つられて元気よく 「こんにちは!」 とあいさつした次第。
過ぎ去る高校生の頭も丸坊主にした、まあるい頭・・
めし碗の丸さにも触れて、訪れる人々の心が円くなりますように・・
2014.12.3 ロビーマネージャー 中西 智子
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