Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その3 オマージュする人々

NO IMAGE

IMG_7468_R.JPG旧講堂の中に初めて入りました。
大きな扉が開かれ、中を見た時、思わず「わ~!」という感嘆の声が出ました・・
そして、その声が、講堂の中に響き渡りました・・

この格調の高さ・・びっくりしました!
昭和初期に建てられたこの講堂は、ギリシャ様式、教会の要素等、取り入れられ、日本の最高の技術を持って仕上げられていました。意外だったのは、木造建築にもかかわらず、この音響効果・・戦時中、シャンデリアを拠出させられたと伺いましたが、そのシャンデリアがある頃は、さぞかし瀟洒な空間だったと想像します。

何より、この空間が小学校の教育に用いられた事が、素晴らしい事だと思いました、波佐見の人々の美意識は、こういう空間で育ってきた人々によって紡がれて、今に至るのだと・・

同時に、「あれ?見たことのあるこのカタチ・・・それもその筈、ブリスヴィラ との共通点がここかしこに見えるではありませんか!
講堂の天井に施された八角形の意匠、舞台上のギリシャ神殿の断面のような祭壇・・

その日の夜、副社長にこの繋がりを確認してわかった事、それは、ブリスヴィラの要となるレストランの八角形は波佐見講堂の天井へのオマージュであったこと・・

ブリスヴィラは当初、9月のオープンの予定でした。それが大幅に遅れた原因の一つがこの八角形の建物でした。
全てが手仕事によることが要求され、想像以上に時間、手間、予算がオーバーしました。
しかしながら、社長、副社長は、決して妥協しませんでした・・理由は

ブリスヴィラが波佐見にあることの象徴に他ならなかったからです・・

IMG_7507_R.JPG昭和の時代の講堂を、平成の新しい形として継承させて頂く・・
平成では、講堂の天井の八角形が立体的に甦ります。

今日、ブリスヴィラでは八角形の屋根が載せられ、上棟式の準備も万端となりました。

平成26年10月14日火曜日 大安吉日 午後5時30分より上棟式
餅まきが行われます。

ホテル ブリスヴィラ波佐見でお待ち申し上げております・・・

2014.10.10 ロビーマネージャー 中西