Bliss Villa 波佐見紀行 長月 その1 案山子を楽しむ人々
- 2014.09.24
- ブリスヴィラ歳時記
鬼木棚田まつりに向かって仲間との第一声
「甘かったですね・・」
広々とした棚田に、こんなにも人が集まるなんて!
臨時駐車場から、ピストン輸送するバスがあるにも関わらず、人が並ぶ並ぶ!
特設会場は、美味しい香りが漂う中、煮炊きする湯気が風に流され秋の実りの農産物を買う人々で、大賑わい!
無料で振る舞われる田舎汁を頂く予定が、あまりの列の長さに断念・・・
限られた時間の中、案山子をじっくり拝見することにしました。
幼い頃、記憶に残る案山子は、十文字に組み立てた棒切れに、ハッピを着せて腰をひもで縛り、丸い布切れの顔には、へのへのもへじ。傘を頭にかぶせて、田んぼに突き刺してある・・そんな感じだったような気がしますが、いまどきならぬ、鬼木どきの案山子が、リアルな事!
特に農夫、農婦の後ろ姿のリアルさには、参りました!
日々どれだけ観察眼を持って人々を見ているか・・・
今年の世相を映し出す作品も数々見られ、「ダメよ、ダメダメ~!」という文言があちこちに見られて、友人に尋ねました・・
知らない事が、沢山です・・・
棚田は当に刈り取り前の実りの時期を迎え、彼岸花も満開です・・
黄金に色づく田んぼの景色に、農家の人々は、一年の苦労も癒されることでしょう・・
ほんとにお疲れ様でした・・
今年の夏は長雨で気をもみましたが、収穫をスズメに先取りされるのを心配されるほど稲は頭を垂れています・・
鬼木の人々が、村をあげて、いらしたお客様をもてなす・・そんな心が肌で感じられるからこそ、人々はこぞって、ここに集うのだと感じました・・
そして、おもてなしをしているのは、人々だけでなく、かかしも・・・
お忙しい実りの季節に、素晴らしいおもてなしを頂き、ありがとうございました。
鬼木のみなさま、関係者の皆様に感謝申し上げます・・
2014.9.23 ロビーマネージャー 中西
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