ブリスヴィラ歳時記

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Bliss Villa 波佐見紀行 睦月 その1 波佐見に馴染んでいく人々

  • 2015.01.17

新しい年が明け、また日常の営みに戻りました。 昨年はご縁を賜り、ありがとうございました。遅ればせながら本年もよろしくお願い申し上げます。 ホテルブリスヴィラ波佐見は、開業を一か月後に控えました。今年は特別な年になります。 思い起こせば、初めて建設予定地を訪れたのは、一年前の吹雪く極寒の頃近くに咲く白梅が印象的でした。 あれから一年が経とうとしています。完成予想図のブリスヴィラ波佐見は、外観の色の見 […]

Bliss Villa 波佐見紀行 師走 その4 波佐見を広める人々

  • 2014.12.22

東京は用賀の西窯で催される年末陶器市に合わせ、12/13,14の二日間に亘り、 産直市が行われました。波佐見からは、川内郷、野々川郷、村木郷の方々が参加され、私も仲間に入れて頂きました。 波佐見産直市では、女性陣によって調理された試食のおにぎりと豚汁が好評でした。野々川の棚田米の一口サイズのおにぎりは、塩をつけず、お米そのものの味を味わって頂きます。豚汁は、百笑会の根菜、波佐見の秘境である木場山の […]

Bliss Villa 波佐見紀行 師走 その3 大地を踏み鳴らす人々

  • 2014.12.10

 器替えまつりのノボリと万国旗がはためく中、皿山の街には浄瑠璃の音が流れ、それにつられるように、皿山人形浄瑠璃会館に向かいました。会館は大神宮の境内にあり、神社にお詣りをして、中へと入りました。 建物はまだ新しく、無形民俗文化財である皿山浄瑠璃を育てる場所だけあって、立派な作りでした。 演目は「寿式三番叟」と「櫓のお七」どちらも日舞で馴染みのある演目で、久々に聞く三味線の音の心地好いこと・・女性の […]

Bliss Villa 波佐見紀行 師走 その2 器替える人々

  • 2014.12.08

波佐見での行事には、智慧が感じられます。先日行われた皿山でのこの催しも然り。 「器替えまつり」は、うつわがえまつりかと思いきや「きかえまつり」と知り、な~るほど!と感心しました。 主旨は、家庭で使わなくなったり欠けてしまった器を持ち寄ることで、新品の器を安く購入でき、持ち寄られた古い器はエコタイルとして生まれ変わるとのこと。 器は、腐るものでもなく、大事に使えばずっと使えるものです。昨今、断捨離ブ […]

Bliss Villa 波佐見紀行 師走 その1 円い人々

  • 2014.12.04

 師匠も走るほど忙しい月、師走着工後、月日は流れ、いつしか年末を迎えました。 ひと月ぶりのブリスヴィラの工事現場夢が形になりつつあるホテルを、どきどきわくわくしながら訪れました。 ヘルメットをお借りして中へ入ります。図面で想像しながら描いていた建物が目の前に現れ、中へと導かれます。アプローチからロビーに入り、ここにフロントができて、その前が茶室ギャラリー・・その中に見つけた円い窓・・ そもそも茶室 […]

Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その5 餅を楽しむ人々

  • 2014.10.16

台風一過、爽やかな秋晴れに恵まれた日、ホテル ブリスヴィラ波佐見で、餅まきが行われました。 紅白の横断幕が風に翻り、ホテルの玄関部分の屋根にあたる所から紅白の餅、五円玉、五十円玉、温泉の入場券付餅、お菓子がまかれ、これからのブリスヴィラの完成までの無事を祈りました。 餅まきは、上棟式の一環として行われます。 地鎮祭が土地の神様の為に行われる行事であるのに対し、上棟式とは、竣工後、柱、梁、棟など、基 […]

Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その4 火を起こす人々

  • 2014.10.15

畑ノ原窯跡の景色が好きです。 広々とした田んぼと大豆畑の中に、立派な屋根で大事におおわれた窯跡は、日本の磁器誕生の頃の窯と伺いました。手入れが行き届いた畑と芝生は、この景色を目にしているだけで心が洗われます・・そこで先日、火入れがあると聞き、同僚と伺った次第。 その日、畑ノ原訪れた時には、既にジャージを着た学生さんや保護者の方々、先生方が何かを囲んで歓声を上げていました。 足早に近づきます・・ び […]

Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その3 オマージュする人々

  • 2014.10.10

旧講堂の中に初めて入りました。大きな扉が開かれ、中を見た時、思わず「わ~!」という感嘆の声が出ました・・そして、その声が、講堂の中に響き渡りました・・ この格調の高さ・・びっくりしました!昭和初期に建てられたこの講堂は、ギリシャ様式、教会の要素等、取り入れられ、日本の最高の技術を持って仕上げられていました。意外だったのは、木造建築にもかかわらず、この音響効果・・戦時中、シャンデリアを拠出させられた […]

Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その2 農林な人々

  • 2014.10.05

新米の美味しい季節となりました。今年の初物は鬼木の新米「ゆめつくし」とても美味しかったです。ごちそうさまでした・・・ 米は日本人のソウルフードです米を食べるから、日本人たりえる・・・米を食べるから大和魂が育つ・・・そう考えます。 ブリスヴィラでは、「波佐見の食」というものを大事にしていきたいと考えています。 波佐見を訪れたお客様が地元の新鮮な食材を使って、肚も心も満たされる・・この美しい自然、陶磁 […]

Bliss Villa 波佐見紀行 神無月 その1 手を生かす人々

  • 2014.10.03

コスモスの花が咲く頃 「ホテル ブリスヴィラ波佐見」が形になってきました・・骨格が木造で、二階建てのその建物は、自己主張するわけでもなく自然と周囲の景色に溶け込んでいました・・ 青いビニールシートに覆われた八角天井の木組みは、この建物の要となるレストラン棟のもので、大工さんの手仕事によるものです。 人との関わりを大事にしたい私たちの思いはこの建物を作るところから始まっています・・ とある画家の方の […]

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