2016年

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ブリスヴィラ歳時記 ―宇宙スケールの水神宮―

  • 2016.07.06

7月3日、ブリスヴィラの氏神様である水神宮で、中田恭子画伯の天井画奉納式典が行われました。 水神宮一帯は、奉納の幟が翻り、静かな賑わいに包まれたのは言うまでもありません。 式典前日には、ブリスヴィラにも遠方からみえたお客様にお泊り頂きました。 まだ梅雨が明けきらないこの季節、かろうじて雨も降らずに式典の日を迎え、 朝からご神事、午後には氏子さんをはじめとするお祝いの芸が披露されました。 仕事の合間 […]

ブリスヴィラ歳時記 ―ホトトギス―

  • 2016.06.22

ホトトギスの初鳴きを聴いたのは、五月に入って間もない頃でした。 夜中、ふと目が覚め、時計を見ると二時半と同時に聞こえてきた、ホトトギスの鳴き声・・ 意識がまどろむ中 「ああ、夏が来る」 と思いながら、また、深い眠りへと落ちていきました・・ 古人は、夏を知らせるこの覇者を、歓迎したものでした。 新しい季節の訪れを知り、夜中に響き渡るホトトギスの鳴き声に神秘を感じ、 その感動を歌に詠みました。 そして […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう -田植えの季節-

  • 2016.06.06

梅雨入り前の最後かと思われる、抜けるような青空・・朝から風が吹いて、ミナミ田園の塵を払ってくれたせいか、山の稜線が青空に映えます。 ブリスヴィラの前の田んぼで、田植えが始まりました。 耕運機が入り、土を掘り起こし、暫く放置して、新鮮な空気をたっぷり含ませます。その後、水を入れて土に馴染ませ、更に耕し、待つこと一週間前後・・ぬかるんだ田の土が、稲の苗が根付くような状態になるのが目安で、それを平らにな […]

ブリスヴィラ歳時記 ─ 2016 波佐見陶器まつり ─

  • 2016.05.24

ゴールデンウィークが明けた波佐見は、麦秋を迎え、静かな日常を取り戻しています。今となっては、陶器まつりの賑わいは、うたかたの夢のようにも感じられ・・ 陶器まつり期間中、波佐見には、1万5千人の町に、29万人もの人々が訪れました。 ホテルブリスヴィラは、波佐見の中でも、陶器まつり会場から車で20分程、大村湾の方面に向かう途中のミナミ田園地区に建っています。会場周辺の賑わいをよそに、静かな時間が流れる […]

ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう -散歩の楽しみ-

  • 2016.04.12

私が波佐見に暮らすようになって一年、最近は散歩を楽しむようになりました。日々の仕事にも慣れてきたということでしょうか・・ 今年も、新緑の麦畑を背景に、美しい桜並木が、訪れる人々の心を春色に染めました。 ブリスヴィラの周辺は、散歩に相応しい道が、あちこちにあります。 平らで整った道は、足腰が弱った方にもお楽しみ頂けるのが、波佐見の優しさ・・私は川のせせらぎを聴きながら、桜並木を歩くのが好きです。一時 […]

ブリスヴィラ歳時記 弥生 -山里の春-

  • 2016.03.11

ブリスヴィラで、うぐいすの初鳴きが聞かれたのは、3月に入って間もない霞たなびく早朝のことでした。レストランには、厨房のお母さんが用意した昭和のお内裏様とお雛様が飾られ、菜の花が添えられました。 それに加えて、今、山里の生命力溢れる木々が、ホテルのエントランスを彩っています。  地元のスタッフは、事もなげに「梅ば(を)とってきたよ」と、人の背丈もあるような大きな枝を、山から切り出してきてくれます。大 […]

ブリスヴィラ歳時記  -朝飯会(ちょうはんかい)-

  • 2016.02.01

「波佐見の朝飯会に、一度出てみんね!」と、お誘いを受けて、間もなく一年が経ちます。 念願叶って、年明けの波佐見の行事参加は、朝飯会(ちょうはんかい)から始まりました。朝飯会は、毎月1回、会場は西ノ原で行われており、今年は20年目を迎え、延べ153回目となります。6時に集まり、皆でおもむろに用意された朝ご飯を食べ始めます。温かいご飯とお味噌汁。折詰におかずも用意され、それがまた美味しい事! 新年初回 […]

ブリスヴィラ歳時記 -年明け-

  • 2016.01.13

大晦日の高揚感に比べると、年明けというのは、淡々と過ごしていたような気がします。 初日の出が、八天山辺りから昇りそう・・と思いながら、外の景色を眺めたのはほんの一瞬、気が付けば、おひさまは高々と昇って、波佐見の街を穏やかに照らしていました。 風もない、穏やかな元日でした。 おかげさまで年末年始は、多くのお客様にご宿泊頂きました。 レストランでは初めての試みに、夜の食事として、年末には年越しそばを、 […]

ブリスヴィラ歳時記 -年の暮れ-

  • 2016.01.12

クリスマスが過ぎると、お正月の飾りつけまで、あっという間でした。 その準備は、誰からともなく始められ、山から切り出してきた背丈もある竹や南天、梅、松が、ホテルのエントランスを彩りました。 その花材のワイルドな事! 民家の軒先で見つけた、大きな壺を拝借して、花材を入れると、風格も出て、波佐見ならではの、ダイナミックな迎え花となりました。 11月から色々な行事に追われて、息をつく間もなく年の暮れを迎え […]

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