2016夏 ~冷汁ストーリー その8~ 四季舎試食会(3)

NO IMAGE

DSC_0291.JPGカナカナカナ・・

雨が降りしきる中尾山に、ヒグラシの鳴き声が響き渡ります。
一匹で鳴くヒグラシの鳴き声には、何とも切なく感じさせるものがありますが、中尾山にあっては、大合唱!
「夏はこれからよ!」と言わんばかりの勢いで鳴いていました。

席に着くと、速やかに出された冷汁定食
「わ~」と歓声が出たのは、美味しそうな冷汁が盛られた、オシャレな波佐見焼の冷汁椀にも感動しての事。割と大ぶりにできた冷汁椀は、一人ひとり違う模様で、あちこち目移りしてしまいます。
「うちの器も可愛いかけど、そっちも良か柄やね・・」と、話題が弾む中、
「さあ、どうぞ」と畑中さんに促され、一口、食べると、誰からともなく
「あら~美味しかねぇ」
「冷汁って、美味しかもんやねえ」
と、お母さん達は、感嘆しきり・・
香ばしい味噌の味をベースに、薬味と魚の味が効いています。
聞けば、魚は鯵の開きを、窯で焼いたものだそうで、美味しいはずです。

DSC_0284.jpg付け合わせのアスパラガス、オクラ、サツマイモのレモン煮
手の込んだ付け合わせが、彩りよく陶器に盛られて、 四季舎さんの心づくしの定食ならではの楽しさが広がりました・・・

・・・続く・・・

2018.8.22 ロビーマネージャー 中西 智子